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仕事、投資、技術メモ、オカルト、その他クソミソな趣味や日常についてあれこれ綴る、日記帳というより雑記帳。忘却の彼方に置き忘れた夢と情熱を求めて彷徨中。

力が欲しいか?

力が欲しいのなら…


く れ て や る ! !


ご存じの通り、『ARMS』という漫画に出てくる
ジャバウォックのセリフである。知らなかったら
ネットで色々とネタにされているので見てほしい。
馬鹿馬鹿しいネタが満載だから。
(ちなみに漫画は普通に面白いのでオススメ)


力が欲しい。世界を滅ぼす力が欲しい。
いや、そんな力は別に欲しくないが、多少飲みに
行っても問題なくたまにお気に入りのブランドで
服やカバンを買って家賃および生活費を支払っても
なお余裕のある安定した経済力が欲しい。ゴクリ。
(上記リンクのコピペの丸パクリ)

そうした経済力を確固たるものにするためには
昼の仕事をしているだけでは絶対に無理なのだ。
何か別の収入源がないと…

そうして人は色々と副業の道を模索する。
物販、ヤフオクアフィリエイト
株、不動産、ネットワークビジネス
ちなみにこのブログは悲しいほどアクセスが
少ないため、収益化は想定していない。
つーか、したくてもできない。悲しい。


力が欲しい。お金を作る力が欲しい。
そして、普通にサラリーマンをしているだけでは
中々気づきにくい所に、欲望を充足させる力の
ヒントは割と色々と転がっていたりする。
中には詐欺まがいのものもあったりするけど。

去年の秋に而立(じりつ)、つまり30歳を迎えた。
このまま平々凡々と暮らしていくのもラクだろう。
しかしまぁ、一度きりの人生だ。力を得るために
最期まで足掻いてやろうじゃないか。30歳とはいえ
僕は花の独身貴族。所帯を持たない身なので
とるべき責任は自分の人生のみ。気楽なもんだ。
何があっても全然やりなおしは効くし。


力が欲しい。語学力と技術力が欲しい。以前の僕は、
うちの会社をクラックする力を身に付けてシステムに
侵入して極秘データを閲覧し、その痕跡を敢えて
残して会社からその責任を糾弾され、失意のうちに
会社を辞める、というストーリーを描いていた。

しかし、そもそも自分にはそんな技術力はないと
悟った瞬間、描いていた夢は瞬く間に雲散霧消、
朝日とともに消える朝露の如く散っていった。
なので今では、ガッツリ副業で儲かって
それが会社にバレて失意のうちに会社を辞める、
というストーリーを虎視眈々と目論んでいる。


力が欲しい。人ったらしのトーク力が欲しい。
もっと言えば、万人を受け入れ、数多の災厄や
受難の日々にも耐えうる懐の深さ、包容力が欲しい。
ただでさえ小さな僕の器はおちょこ程度のもので、
熱燗を注ぎ過ぎたら見る見るうちに溢れてしまう。
見るも無惨なキャパオーバー。熱燗がもったいない。

力が欲しい。霊能力や超能力が欲しい。
今までの流れはガン無視だが、割とガチで欲しい。
そんな能力があれば、それを売りにして反モラル的な
ビジネスを生業にすることもできそうだ。
なんという虚しいだけの厨二的想像力。欲しくない。

力が欲しい。何物にも負けない強い力が欲しい。
ダラダラと自分を甘やかさない自制心が欲しい。
既に賽は投げられている。あとは差し伸べられた
その手を取るだけなのだ。その力は、きっと僕を
遥か遠い高みへと導いてくれることだろう。
今の自分には想像すら及ばない遠い場所へ。

時代はグローバリゼーションへ

今日は人事部と面談があった。

 
なんでも、やはりうちの会社でもグローバルに働ける
人材の育成に躍起になっているようである。
日本人、特に僕のようなミドルな年代の人間なら
大体当てはまると思うが、中学から大学まで割と
みっちり英語の教育を受けていたにも関わらず、
日常会話レベルの英語を話す能力も身に付いていない
人は多いんでないかな。もちろん僕もそうだ。
 
 
なぜ僕が人事部に目をつけられたのか。
その理由は、僕が去年の暮れに中国へ何度も
出張に行っていたからだろう。うちの会社では
海を越えて仕事をしている部署は案外少ないらしい。
そのため、僕のように何度も海外出張を重ねていた
人材はそこそこ目立ったようである。
 
面談前から、およそ人事部の望むような人材では
ないということは僕自身もよく分かっていた。
語学力はおろか技術力もなし。リーダーシップなし。
マネジメント力なし。モチベーションなし。
人事部もとんだ貧乏くじを引き当てたものだ。
 
中国への出張が多かったと言っても、行った先は
割としっかりした現地法人。そこそこ上の方の人は
そこそこ日本語堪能で、会話にそこそこ苦労をした
とは言ってもコミュニケーションはそこそこ取れる。
根気と図説さえあれば会話は成立するのである。
そういう意味では語学力はマストではなかった。
普通の人なら恐らく誰でも出来るような内容だった
ように今でも思う。
 
 
まぁ、面談ではその人の能力ではなく、
本人の意志や意気込み、キャリアプランなどを
合わせて判断するようで、そういう意味では
貧乏くじである僕のような男でも、現地での
防人の対象に充分なり得たのだろう。
 
人「今後、グローバルに働きたいという
  意志はありますか?」
僕「もちろんです。行けと言われたら明日からでも
  赴任します。シンガポールでも中国でも
  ジンバブエでも南極でもどこにでも行きます。
  言葉がさっぱり分からなくても、必ずや
  現地でお役に立てることでしょう。」
人「素晴らしいですね。でもやはり先立つ知識は
  必要だと思います。うちの会社では、
  英語を中心に社員の語学力の底上げを
  目指しております。社内セミナーなんかも
  開催しておりますよ。」
僕「なるほど。でもぶっちゃけ、英語がそこそこ
  話せる人って社内にもそこそこいるのでは
  ないかと思ってます。差別化を図るためにも、
  私は英語ではなく中国語を勉強しようと
  思っています。それこそ私の他にない強み、
  コアコンピタンスとなることでしょう。」
人「おっしゃる通りですね。ぜひ中国語を
  勉強なさって、自己研鑽に励んでください。」
 
 
他にも色々話をしたような気もするが、面談の内容は
概ね上記のようなやり取りだった。うちの会社は
当人の語学力を問う前にとりあえず現地に送り込んで
順応させる、という叩き上げの手法をよくやるクセに
先立つ知識が必要とはよく言ったものだ。
 
中国語の勉強は前々からするつもりだった。
その理由は、グローバルな人材になるためでも
中国人の本音の会話が知りたいからでもなく、
台湾の超絶可愛いLINE友達と距離をつめるためだ。
人間というのは、不純な動機こそが最高の
モチベーションとなり最高のパフォーマンスを
発揮させる生き物なのだから。
 
例の台湾の地震で彼女の安否を心配していたが、
とりあえず無事らしい。時期が時期なので今は
台湾には行かないが、いつか行くその日までに
僕は完璧に中国語をマスターしていることだろう。
 

死に至る病に至る病

今日、職場で死者が出た。

死者と言っても生命的に死んだワケではなく、
立場的に死んだ。一身上の都合による休職だ。

うちの業界は天下のブラックIT業界である。
離職率も高いし心を病んで働けなくなる人も多い。
御多分に漏れず、うちの会社も決して少なくない。
その辺の中小IT人売りドナドナ企業と比較すれば
まだマシかも知れんが、そんなの目糞鼻糞である。


入社してから数年経つが、今日のような戦死者を
僕は今まで職場で何人も見てきた。この記事が
彼らへのせめてものはなむけになることを祈る。

心が病んでしまうのは何故だろうか。
うちの業界はプロジェクトの炎上具合やら
差し迫る納期へのプレッシャーやら半端ないが、
働くことの苦労はどの業界でもあるように思う。
うちの業界だけが特別なわけでは決してないはず。


飲食、介護、小売…僕のような若造には想像すら
できないブラックな職場が世の中にはあるようだ。

僕も学生時代、今はなき悪名高い○ッドウィルで
派遣としてちょくちょく働いていた。ホテル、
パチンコ、工場、警備、引っ越し、土方、etc...
色々ひどい職場で働いていたが、その中で最も
過酷だった職場は廃棄物処理場だ。


収集された空き缶などの資源ゴミの袋の山。
それを開けて一つ一つ種類ごとに分別して
プレス機へ運んでいく。臭いし汚いしゴミは重い。
まさしく3K。ドス黒い三重苦だった。

しかし当時の僕は、この職場でずっと働いて
いるというオッサン達に一抹の尊敬の念を
覚えていた。一体どんな事情があってそこで
働いていたのかは今となっては分からないが、
誰もがやりたくないと思うような仕事を
やってくれている人がいるのだ。この処理場の
仕事も社会の一巡の一部を立派に担っており、
意味のない仕事なんてこの世には何一つなく、
どんな仕事も大切な仕事なんだ、と
僕は割とまじめに感動していた。


…世の中には意味のない仕事もある。
そのことに気付いたのは僕が社会人になってから
だったが、その話は別の機会にするとしよう。

うちの業界に話を戻す。ブルーカラーではない
ホワイトカラーな職場は確かに3K的なつらさは
ないが、深夜にまで及ぶ作業やプレッシャーなどで
精神力と体力が求められる仕事ではあると思う。
おまけに繁忙期と閑散期のアップダウンが激しく、
そういう波に心がポッキリ折れることもあるだろう。

絶望が死に至る病だとか言い出したのは
デンマークの哲学者キルケゴール。そして
ブラック業界は絶望に至る病弊がてんこ盛りだ。
下記は僕の関連エントリー

なんとかならないものだろうか。

春節の爆買い相成るか

帰りがとても遅くなってしまった。
仕事ではなく飲みに行ってたからだけど。

以前のエントリーでも少し触れたけど、
中国は2/7~2/13まで春節という旧正月なのである。
従って、オフショア先の会社も当該期間は休み。
本日、極悪非道で無慈悲で壊滅的な不具合が
検出されたというのに、奴らはのんびり正月休み。
おのれ、忌々しい…。

一昨年ごろから既に定着している爆買いも、
もちろんこの春節の期間に如何なくその
パフォーマンスが発揮されることだろう。
彼らの購買力は今やとどまる所を知らない。
ジャンジャン日本にお金を落としていってくれ。
そして日本の国益にどうぞ貢献してくれ。


そういえば、今日はこんなニュースを見た。

よく分からんけどブランドの序列らしい。
僕はエルメス以上のブランドはよく知らないが、
その頂点はBespoke(特注)。ふざけてんのか。
確かに、テーラーメードこそ最高峰のブランド品、
と言えなくもないが…そういうのは省いてくれよ。


ちなみに中国人たちは、爆買いというだけあって
ブランド品を買い漁るわけではなく、化粧品や
医薬品など安価なものを大量に購入するようだ。
まぁ、目的は日本製品なので当たり前だけど。

高品質の日本の製品を安価に入手したい、という
素朴な理由だけでなく、中国人にとって、日本へ
行って日本製のものを購入するのはある種の
ステイタスで、虚栄心を満たすのも理由の一つだ。


一緒に仕事をしてる中国人はみんないい人だ。
(裏ではなんて言ってるかは分からんけど)
爆買いにしても、日本への憧憬の念があることは
なんとなく感じ取れるし、それは一部事実だろう。

しかし、まだ記憶に新しい尖閣諸島をめぐる問題、
南京大虐殺ユネスコの記憶遺産に登録された問題、
他にも勝手に人工島をパカパカ作ったり、何かと
目障りなニュースで世間を騒がせる国でもある。

正直言って、中国が日本に対してどんな感情を
抱いているのか、僕にはサッパリ分からない。
好きなのか嫌いなのかハッキリしてくれと言いたい。
でなければ、中国に対してどんな感情を抱くべき
なのかも分からない。いったい何が真実なんだ。


以前何度か中国に出張に行っていたが、その際に
中国語を少し(本当に少しだけ)勉強した。
早く中国語をマスターして、中国語を知らない
日本人のふりをして中国人たちの本音に対して
聞き耳を立てることが僕の当面の目標である。

…晚安。

パブロとブルーノの物語

北朝鮮の長距離弾道ミサイルのニュースで
世の中が騒がれている中、僕は本日、
知人の紹介であるセミナーに参加してきた。
「ラットレース脱出セミナー」とやらである。
北朝鮮の話は今回のエントリーに全く関係ない。

 上記リンクは某運営メンバーのサイト)


午前中はキャッシュフローゲーム会
午後は、ゲームを現実世界に適用していくには
どうすればいいかといった内容である。
とは言っても、実践的な行動の話ではなく、
あくまでその前段階、必要な考え方についてだ。

最近はこういう金持ち父さんイズムな内容からは
距離をおいていたが、久々のセミナーだったので
いいリハビリになった。


「パブロとブルーノ」という寓話をご存じだろうか。

水資源が枯渇した、ある一つの集落があった。
この問題を解決すべく、山奥の泉から水を運搬する
若者を村長は募った。そこで名乗りを上げたのが
パブロ、ブルーノという二人の若者である。

ガテン系のブルーノはバケツで水を汲み、
泉から集落まで愚直に手で水を運んでいく。
当人はこの仕事に満足し、稼いだお金で
好きなものを買って幸せに過ごしていた。

一方パブロは、手で運ぶという労働収入の限界を
早期に見抜き、泉から集落まで水路を引くという
方法を閃いた。日中はバケツで水を汲むという
労働に従事しながらも、空いた時間はすべて
水路の構築に時間を費やした。周囲の人間から
「水路?何を夢みたいなことを言ってるんだw」
と嘲笑され、当然ながら着工当初は目に見える
成果は全くないにも関わらず、諦めないパブロ。


やがて水路は完成した。
そしてその頃には、パブロとブルーノの二人の
間には圧倒的な差が開く結果となった。

水路の確立という一大事業を成し遂げたパブロは
もう重労働に従事する必要はなく、働かなくても
集落に水は流れ続け、パブロの懐には際限なく
収入が入っていく。一方ブルーノは、ひとたび
労働を辞めれば収入が完全に断たれてしまう。
体力的にもつらい。でも怪我も病気もできない。
今も息を切らせてバケツで水を汲んでいるという。


そんなお話である。
あくまで寓話なので、シリアスな突っ込みはナシ。

下記の動画が分かりやすいのではないかな。



このブログでたびたび取り上げている
ロバート・キヨサキ氏の著書である
金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント
でも、上記の寓話は取り上げられている。
(登場人物の名前はなぜか違うけど)

「私は今、懸命に働いているのだろうか。
 それとも賢明に働いているのだろうか。」
金持ち父さんシリーズのメインテーマともいえる
労働収入と権利収入の差を表現した金言である。

こういったお金の話をテーマにエントリーを
書くのは久々だ。やっぱお金の話は面白いな。
今後はもっとこういう内容も増やそうかな。

死んだ魚のように逞しく

昨日は飲み過ぎた…
コンパに行ったのは久々だった。

うちの部署では去年結婚ラッシュがあったが
実はその陰で離婚ラッシュも相次いでおり、
人肌の温もりに飢えた寂しい男たちにより
連日連夜コンパが繰り広げられているという。
そして昨日、とうとう僕も声を掛けられたわけだ。

コンパの中身はと言えば、決して相手が悪かった
わけでもないし楽しくなかったわけでもないが、
特筆すべき点もないのでその辺は割愛。
僕のやる気のなさを見抜かれたのかもしれないが、
今後に繋がる展開も期待できないだろう。あらら。


執り行われているコンパの話や後日談を聞くと、
その中にはネットワークビジネスの勧誘も
ちょくちょく見られるらしい。よくある話だ。

僕も外で色々な人に会っていたためか、
ネットワークビジネスをしている人と
会う機会は結構多い。僕の立場を明らかに
しておくと、ネットワークビジネスを始めとする
サイドビジネスには基本的に大賛成である。
僕自身やってるわけじゃないけど。

こんなご時世だ、給与所得だけでなく
複数の収入源を確保しようとする姿勢が
間違っているとは思わない。


ただ、権利収入に酔い知れた若者たちが
サラリーマンを馬鹿にしている態度には
僕は少しも賛同していない。なぜなら
この国に住まうすべての人々はサラリーマンの
恩恵を必ず受けているはずなのだから。

社畜乙」
「みんな死んだ魚のような目をしている」

「何が楽しくて生きているのか分からない」
そんな感じの揶揄も耳にすることがある。
確かに僕も、そんな疲れ切ったサラリーマン
として生きていくことが嫌で色々社外で活動を
していた身だ。気持ちはよくわかる。


しかしサラリーマンと一口に言っても、世の中
そんなくたびれたオッサンばかりじゃない。
自分の狭い世界のたった一部分を見ただけで
それが全体であるかのように勝手に決め付けて
揶揄するのは浅ましいと僕は思う。

社畜と馬鹿にするのはその人の勝手だ。
では社畜でない人はいったい何なんだ。
家畜でも社畜でもないならただの畜生ではないか。

死んだ魚のような目…確かに電車の中では
そういうサラリーマンもいるだろう。でも
そんなのはサラリーマンに限った話じゃないし、
誰だって疲れていればそういう表情を見せる
こともあるだろう。何より僕は、電車にいる
すべての人の目がキラキラしているような
世界は想像できないし、見たいとも思わない。


キラキラしている人たちは時々眩しく映る。
真昼の空の太陽のように、強く明るく暖かい。
でも、日の光に晒されたくない時だってある。

今日も平和だ。世界はゆっくり進んでいく。
眩い喜びもあれば昏い喜びもあるのがこの世界。
とりわけ日本は国民性として昏い喜びに行きがちだ。
僕はゴシップが大嫌いだけど、他人の不幸に
蜜の味を覚える背徳的な感情は理解できる。

キラキラした生活とやらに僕が惹かれないのは
僕の問題なのかもしれないけれど、それでも
たぶん、今後も僕の考え方は変わらないだろう。


僕の辿ったパソコン遍歴

鴻海によるシャープの買収騒動、
東芝は過去最大の赤字計上、その他の
メーカーも相次ぐ決算見通しの下方修正…
メイドインジャパンは大丈夫なのだろうか。

特に東芝は、会社のPCとしても使ってるし
家のPCも東芝なので、公私ともども
贔屓にさせていただいているメーカーだ。
なんとか持ち直してほしいと思っていたが、
富士通VAIOとPC事業を統合するとか。


僕は小学生の頃からPCを使っていたが、
ソリティアとペイントぐらいだけど)
その当時はIBMThinkpadを使っていた。
PC事業をRenovoに売り渡す前だった当時、
ノートPCといえばみんなIBMThinkpadだった
ような気さえする。気のせいかも知れんけど。

その後、初めて本格的にPCを持ち出したのは
大学生に入ってからで、あまり分からないまま
大学生協でオフィスソフトと抱き合わせで購入。
たぶん東芝dynabook CXシリーズだったと思う。


もう12年くらい前の話なので今のPCと比べたら
へぼへぼスペックだけど、当時は快適に活用
していた。勉強にサークルに大活躍だった。
酷使しすぎたせいか後半はブルースクリーン
連発してえらいこっちゃだったが。

大学院まで含めて6年間使用したが、ついに
寿命を迎えて臨終。新しくPCを探すことに。

その後は購入したPCは、台湾製
ASUS(エイスース)のU30SD。


当時の状況で言えば、スペックとして申し分ない。
社会人1年目の当時、会社でガッツリ作業をした後
帰宅後も再び家のPCを起動。ひねもすPCの前で
何らかの作業に明け暮れていたのが懐かしい。
まぁそれは今でもそうだけど。

そして去年の夏、5年間寝食をともにしてきた
U30SDの無線LANのドライバが死亡。なむなむ。
仕方なく新しいPCを探して見つけたのが下記。
東芝Dynabook R93/PB。


まさかの東芝Dynabookへの回帰である。
ASUSのU30SDと比較すると物凄く高かったが、
他のメーカーと比べると安いのなんの。さすが東芝
CPU、SSD、光学ディスクドライブ、コンパクトさ、
そういった条件に完全に合致したのがこれだった。

いやー素晴らしい、快適快適。
どうやら僕はデスクトップPCは欲しくないらしい。
持ち運べるし、寝ながらゴロゴロ操作できるしね。


…今日はネットで購入した外付けHDDが届いたので
その内容を書こうと最初は思っていたのに、なぜか
自分のPC遍歴を晒しているのだから摩訶不思議だ。

さて、今日から中国は春節
あんま関係ないから寝ーようっと。

SNSが繋ぐ脆く儚い絆たち

つい先ほど、LINEから通知が来た。

「サトウイチロウ(仮名)が友だちになりました」

…うちの会社の上司じゃねーか!

いや、確かに個人携帯の電話番号はお互いに
知っているが、とうとうLINEをインストール
したんだろうか。しかしなんで今さら…。
つーか友達じゃねーし。上司だから。


そう言えば、LINEの流行り初めの頃に、最初に
インストールしたときは僕も戦慄したものだ。
自分の携帯に登録されている連絡先がアプリ上に
ぽこぽこ表示されていく。本当にこのアプリ、
セキュリティ的に大丈夫…?不安しかなかった。

今や言わずと知れたネット企業だが、当初と言えば
LINEの本拠地が韓国だったことから、アプリが
日本製なのか韓国製なのか判断がつかなかった。
「韓国に電話帳データを渡すとかありえない…」
そう感じていたユーザーも一定割合存在したはず。

事実としては、韓国の大企業NHNが日本法人として
設立したHANGAME JAPANが前身なので、LINEは
れっきとした日本のサービスだったわけだが。
しかしまぁ裏側なんて誰にも分かったもんじゃない。


そして月日は流れ、今では連絡手段として
すっかり定着していったLINEというサービス。
ガラケーの人はごめんちゃい)

僕のLINEにも相当数の「友だち」が登録されている。
しかしこの中に、本当の「友だち」と言える人間が
いったいどれほどいると言うのだろう。


LINEだけではない。FacebookTwitterInstagram
現代では様々なSNSが我が世の春と言わんばかりに
溢れかえっている。人と簡単に繋がれる。そして、
人と簡単に縁が切れる。なんて簡単な人間関係だ。

まぁこの議論は、技術の発展が人を孤独にした、
とかそんな感じの結びにもっていくつもりも
毛頭なく、仮にSNS等の技術が発展していなかった
としても同じ現象が発生していたとは思ってる。
個々人の性格にも大いに左右される話だし。

しかし、この「友だち」という表示に、
僕はたまらなくうすら寒い気持ちになる。


とりあえず、LINEのセキュリティ設定は
ちゃんとしておいた方がいいと言っておく。

さもなくば、サトウイチロウ(仮名)のように
いきなり「友だち」として表示されることに
なるだろうから。


ではでは。

はなまるぴっぴは龍の巣だけ

「おそ松さん」という深夜アニメが最近人気だ。


TVアニメ「おそ松さん」第2弾PV


赤塚不二夫の生誕80周年を記念して制作された。
往年の名作アニメ「おそ松くん」の時代から
数十年後、大人になっても暇を持て余している
ニートの六つ子たちの日常を描いたアニメである。

豪華すぎる声優陣のためか、女性ファンが多い。
僕は女性ではないが、カオスなぶっ飛んだ内容や
シュールでくだらない笑い、度重なる自主規制にも
懲りない製作サイドの姿勢が好きで、このアニメは
一話も見逃さずに目を通している。
(そりゃ時々はつまらない内容だが)


その中で、長男のおそ松が競馬場で
「牛すじ煮込み」を食べるシーンがあった。
第1クールの第6話である。

僕はドラマ・アニメ・漫画等の影響をモロに受ける
感受性豊かな痛々しいタイプなので、この話を
見た後、どうしても牛すじ煮込みが食べたくなり、
近所に食べられる店がないか血眼で探した。


その結果、たどり着いたのがこの店。


大阪の焼肉店、その名も「龍の巣」。

なんとなくラピュタっぽい名前だが、
この店の牛すじ煮込みは最高だった。
さすが食肉卸直営店、むちゃくちゃうまい。


焼肉店なので一人で入るのに抵抗があったが、
この店は焼肉だけでなく、ご飯ものやうどんなど、
一人でふらっと入って食べれるようなメニューを
扱っており、最近は足しげく通っている。

ここではまだガチの焼肉を頼んだことがないので、
いつか肉が嫌いになるくらい食べようと思う。

大阪にお越しの際は、ぜひ一度足をお運びあれ。

生産性と人月の神話

少し、月並みな話をしよう。

同業なら分かると思うが、システムの
見積もりというのは本当に難しい。

作業者の「生産性」から「人月」という単位の工数を
割出し、それに単価を乗じて見積もるわけだが、
生産性・人月という言葉が殊更に曖昧で、厄介だ。


生産性の指標としては、類似案件の実績だったり
標準の指標だったり見積もる人の経験値だったり、
その数字は時と場合によることが多いが、正確な
生産性を予想することはほぼ不可能と言っていい。

人というリソースに大きく依存するこの数字は、
優秀なエンジニアを確保できなかった時点で
工程の進捗を著しく損なわせる。類似案件にしろ
標準指標にしろ、その実績を生み出した技術者の
「スキル」という部分に目を瞑っている場合が多い。
それでは正確な生産性など出せるはずがない。


そして、この業界でとりわけ物議を醸している
「人月」という単位の、終わらない神話。

例えば、あるシステム開発の提案依頼が
ある3社に対してコンペで行われたとする。

優秀なA社は、その提案に対して
50人月×単価160万円=8,000万円
普通なB社は、その提案に対して
80人月×単価100万円=8,000万円
アホなC社は、その提案に対して
100人月×単価80万円=8,000万円

仮に、3社が同額を見積りとして提示し、
すべてシステムの納期に間に合うものとしよう。

ここで、大きく問題視されるべき点は、
最終的なプロダクトの価値に目を向けず、
受託会社のコストのみに注目されている
というところだ。最終的なシステムの
品質についてはA社とC社で雲泥の差がある
(かもしれない)にも関わらず、である。

他にも、例えば
どの会社も一律の単価100万円を設定した場合、
優秀なA社は5,000万円、アホなC社は10,000万円
という、優秀であればあるほど損をするという
よくわからない事態が発生する。
所謂、「人月のジレンマ」というやつだ。



まぁ、人月について言い出したらキリがないし、
他の人も色々書いているのでこれ以上は書かない。

人月爆発しろ派


人月が悪いわけじゃないよ派



結局、人月という文化はこれからも変わらない
だろうし、僕も人月での見積もりしかできない。

ドナドナ臭全開であることを承知の上で
人と月を交換していくしか僕に残された道はない。