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仕事、投資、技術メモ、オカルト、その他クソミソな趣味や日常についてあれこれ綴る、日記帳というより雑記帳。忘却の彼方に置き忘れた夢と情熱を求めて彷徨中。

死んだ魚のように逞しく

昨日は飲み過ぎた…
コンパに行ったのは久々だった。

うちの部署では去年結婚ラッシュがあったが
実はその陰で離婚ラッシュも相次いでおり、
人肌の温もりに飢えた寂しい男たちにより
連日連夜コンパが繰り広げられているという。
そして昨日、とうとう僕も声を掛けられたわけだ。

コンパの中身はと言えば、決して相手が悪かった
わけでもないし楽しくなかったわけでもないが、
特筆すべき点もないのでその辺は割愛。
僕のやる気のなさを見抜かれたのかもしれないが、
今後に繋がる展開も期待できないだろう。あらら。


執り行われているコンパの話や後日談を聞くと、
その中にはネットワークビジネスの勧誘も
ちょくちょく見られるらしい。よくある話だ。

僕も外で色々な人に会っていたためか、
ネットワークビジネスをしている人と
会う機会は結構多い。僕の立場を明らかに
しておくと、ネットワークビジネスを始めとする
サイドビジネスには基本的に大賛成である。
僕自身やってるわけじゃないけど。

こんなご時世だ、給与所得だけでなく
複数の収入源を確保しようとする姿勢が
間違っているとは思わない。


ただ、権利収入に酔い知れた若者たちが
サラリーマンを馬鹿にしている態度には
僕は少しも賛同していない。なぜなら
この国に住まうすべての人々はサラリーマンの
恩恵を必ず受けているはずなのだから。

社畜乙」
「みんな死んだ魚のような目をしている」

「何が楽しくて生きているのか分からない」
そんな感じの揶揄も耳にすることがある。
確かに僕も、そんな疲れ切ったサラリーマン
として生きていくことが嫌で色々社外で活動を
していた身だ。気持ちはよくわかる。


しかしサラリーマンと一口に言っても、世の中
そんなくたびれたオッサンばかりじゃない。
自分の狭い世界のたった一部分を見ただけで
それが全体であるかのように勝手に決め付けて
揶揄するのは浅ましいと僕は思う。

社畜と馬鹿にするのはその人の勝手だ。
では社畜でない人はいったい何なんだ。
家畜でも社畜でもないならただの畜生ではないか。

死んだ魚のような目…確かに電車の中では
そういうサラリーマンもいるだろう。でも
そんなのはサラリーマンに限った話じゃないし、
誰だって疲れていればそういう表情を見せる
こともあるだろう。何より僕は、電車にいる
すべての人の目がキラキラしているような
世界は想像できないし、見たいとも思わない。


キラキラしている人たちは時々眩しく映る。
真昼の空の太陽のように、強く明るく暖かい。
でも、日の光に晒されたくない時だってある。

今日も平和だ。世界はゆっくり進んでいく。
眩い喜びもあれば昏い喜びもあるのがこの世界。
とりわけ日本は国民性として昏い喜びに行きがちだ。
僕はゴシップが大嫌いだけど、他人の不幸に
蜜の味を覚える背徳的な感情は理解できる。

キラキラした生活とやらに僕が惹かれないのは
僕の問題なのかもしれないけれど、それでも
たぶん、今後も僕の考え方は変わらないだろう。