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仕事、投資、技術メモ、オカルト、その他クソミソな趣味や日常についてあれこれ綴る、日記帳というより雑記帳。忘却の彼方に置き忘れた夢と情熱を求めて彷徨中。

パブロとブルーノの物語

北朝鮮の長距離弾道ミサイルのニュースで
世の中が騒がれている中、僕は本日、
知人の紹介であるセミナーに参加してきた。
「ラットレース脱出セミナー」とやらである。
北朝鮮の話は今回のエントリーに全く関係ない。

 上記リンクは某運営メンバーのサイト)


午前中はキャッシュフローゲーム会
午後は、ゲームを現実世界に適用していくには
どうすればいいかといった内容である。
とは言っても、実践的な行動の話ではなく、
あくまでその前段階、必要な考え方についてだ。

最近はこういう金持ち父さんイズムな内容からは
距離をおいていたが、久々のセミナーだったので
いいリハビリになった。


「パブロとブルーノ」という寓話をご存じだろうか。

水資源が枯渇した、ある一つの集落があった。
この問題を解決すべく、山奥の泉から水を運搬する
若者を村長は募った。そこで名乗りを上げたのが
パブロ、ブルーノという二人の若者である。

ガテン系のブルーノはバケツで水を汲み、
泉から集落まで愚直に手で水を運んでいく。
当人はこの仕事に満足し、稼いだお金で
好きなものを買って幸せに過ごしていた。

一方パブロは、手で運ぶという労働収入の限界を
早期に見抜き、泉から集落まで水路を引くという
方法を閃いた。日中はバケツで水を汲むという
労働に従事しながらも、空いた時間はすべて
水路の構築に時間を費やした。周囲の人間から
「水路?何を夢みたいなことを言ってるんだw」
と嘲笑され、当然ながら着工当初は目に見える
成果は全くないにも関わらず、諦めないパブロ。


やがて水路は完成した。
そしてその頃には、パブロとブルーノの二人の
間には圧倒的な差が開く結果となった。

水路の確立という一大事業を成し遂げたパブロは
もう重労働に従事する必要はなく、働かなくても
集落に水は流れ続け、パブロの懐には際限なく
収入が入っていく。一方ブルーノは、ひとたび
労働を辞めれば収入が完全に断たれてしまう。
体力的にもつらい。でも怪我も病気もできない。
今も息を切らせてバケツで水を汲んでいるという。


そんなお話である。
あくまで寓話なので、シリアスな突っ込みはナシ。

下記の動画が分かりやすいのではないかな。



このブログでたびたび取り上げている
ロバート・キヨサキ氏の著書である
金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント
でも、上記の寓話は取り上げられている。
(登場人物の名前はなぜか違うけど)

「私は今、懸命に働いているのだろうか。
 それとも賢明に働いているのだろうか。」
金持ち父さんシリーズのメインテーマともいえる
労働収入と権利収入の差を表現した金言である。

こういったお金の話をテーマにエントリーを
書くのは久々だ。やっぱお金の話は面白いな。
今後はもっとこういう内容も増やそうかな。