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仕事、投資、技術メモ、オカルト、その他クソミソな趣味や日常についてあれこれ綴る、日記帳というより雑記帳。忘却の彼方に置き忘れた夢と情熱を求めて彷徨中。

SNSが繋ぐ脆く儚い絆たち

つい先ほど、LINEから通知が来た。

「サトウイチロウ(仮名)が友だちになりました」

…うちの会社の上司じゃねーか!

いや、確かに個人携帯の電話番号はお互いに
知っているが、とうとうLINEをインストール
したんだろうか。しかしなんで今さら…。
つーか友達じゃねーし。上司だから。


そう言えば、LINEの流行り初めの頃に、最初に
インストールしたときは僕も戦慄したものだ。
自分の携帯に登録されている連絡先がアプリ上に
ぽこぽこ表示されていく。本当にこのアプリ、
セキュリティ的に大丈夫…?不安しかなかった。

今や言わずと知れたネット企業だが、当初と言えば
LINEの本拠地が韓国だったことから、アプリが
日本製なのか韓国製なのか判断がつかなかった。
「韓国に電話帳データを渡すとかありえない…」
そう感じていたユーザーも一定割合存在したはず。

事実としては、韓国の大企業NHNが日本法人として
設立したHANGAME JAPANが前身なので、LINEは
れっきとした日本のサービスだったわけだが。
しかしまぁ裏側なんて誰にも分かったもんじゃない。


そして月日は流れ、今では連絡手段として
すっかり定着していったLINEというサービス。
ガラケーの人はごめんちゃい)

僕のLINEにも相当数の「友だち」が登録されている。
しかしこの中に、本当の「友だち」と言える人間が
いったいどれほどいると言うのだろう。


LINEだけではない。FacebookTwitterInstagram
現代では様々なSNSが我が世の春と言わんばかりに
溢れかえっている。人と簡単に繋がれる。そして、
人と簡単に縁が切れる。なんて簡単な人間関係だ。

まぁこの議論は、技術の発展が人を孤独にした、
とかそんな感じの結びにもっていくつもりも
毛頭なく、仮にSNS等の技術が発展していなかった
としても同じ現象が発生していたとは思ってる。
個々人の性格にも大いに左右される話だし。

しかし、この「友だち」という表示に、
僕はたまらなくうすら寒い気持ちになる。


とりあえず、LINEのセキュリティ設定は
ちゃんとしておいた方がいいと言っておく。

さもなくば、サトウイチロウ(仮名)のように
いきなり「友だち」として表示されることに
なるだろうから。


ではでは。