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仕事、投資、技術メモ、オカルト、その他クソミソな趣味や日常についてあれこれ綴る、日記帳というより雑記帳。忘却の彼方に置き忘れた夢と情熱を求めて彷徨中。

縦割り組織の三叉路

社内の知り合いが、来年別の部署に異動する。
正確には、いま異動希望を出している状況で、
恐らくは希望通りの結果になるだろう。


その人は、僕の入社当時から世話に
なっていた人で、その時はリーダーとして
その辣腕を如何なく振るっていた。

しかし、僕とはタイミングが違うとはいえ、
お互い当時のプロジェクトを離任することになり、
お互い別のプロジェクトで仕事に従事することに。


僕は僕で、その当時の仕事に対して思うことは
多々あった。無理をしすぎて体調を崩し、
精神的に参っていた時期もあった。しかし、
なんとかそういった経験を乗り越え、今では
それとなく楽しく仕事をできている状態だ。

一方、その人はと言えば、未経験のプロジェクトで
未経験の作業内容で、上司の圧力にも追い込まれ、
かなり厳しい立場に立たされていたようである。
そうした中で徐々にモチベーションが下がっていき、
その勤務態度は目に見えるほど悪化し、ついには
転職活動も始めたようだ。

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今でこそ転職は珍しいものではなくなったものの、
そこには背徳感・後ろめたさのような負の感情が
依然として蔓延り漂っているように思う。

その人とは今でも時々飲みに行ったりするが、
転職活動をいざしてみると、今の会社の
ありがたみもよく分かるというのだ。

腐っても大手IT企業。
そんじょそこらの中小企業へ行くよりは、
福利厚生が手厚く、知名度も高い企業に
居続けることは中々魅力的な選択肢のようだ。
そして彼は転職でなく異動という道を選んだ。


従業員数が数人レベルの企業であれば話は別だが、
ある程度以上の規模になった会社に勤めている
人なら多少分かってくれると思う。

部署が違えば会社が違う

もっと言えば、

プロジェクトが違えば会社が違う

今の待遇を手放さずに環境を変えたいなら、
異動希望を出すというのは、きっと正しい
選択肢なんだと思う。

僕が、待遇を手放さずに環境を変えるなら、
迷わずベンチャー案件に出向するけどなぁ。
僕は今でもその野望を捨て切れずにいる。