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仕事、投資、技術メモ、オカルト、その他クソミソな趣味や日常についてあれこれ綴る、日記帳というより雑記帳。忘却の彼方に置き忘れた夢と情熱を求めて彷徨中。

九つ頭の龍の閃き

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2017年でもっともショッキングなニュースは、
和月先生が児童ポルノ動画所持で捕まったこと
かも知れない。るろうに剣心面白かったなぁ。
天翔龍閃よりも、九頭龍閃の方がカッコよく
感じるのはナゼなんだぜ。

さて、飛躍の1年となったこの2017年、
たくさんの学びがあったので、九頭龍閃に
ちなんで9つ列挙してみる。

壱.技術者は稼いでナンボ

堀江貴文さんの起業4ヶ条に

  • 利益率が高い
  • 在庫を持たない
  • 定期的な収入が入る
  • 小資本で始められる

というものがあるのは有名な話で、今の世に
上記条件を満たすビジネスを始めるとしたら
ITビジネスという選択肢は外せない。
今ほど技術者にとって稼ぎやすい時代はないのだ。

にも関わらず、技術者という人種はおしなべて
「技術のために技術を学ぶ」という傾向が強い。
ビジネス的な観点では、ソースの可読性や構造化、
最新技術のキャッチアップなんかより、いかに早く
ビジネスサイクルを回すか、というある種ドライな
態度の方が優先される場合が多い。

くどいようだが、何事もリリースファースト。
サービスが受けるかどうか、答えは市場にある。
どれだけよくできたサービスも、使われなければ
何の意味もない。完成度や審美性よりも、まずは
「世に出す」。ニーズがあってそこで初めて
ブラッシュアップすべきで、ニーズがなければ
潔く撤退する。そして何より、そこから
「お金を生み出す」ことが何より優先される。

弐.ビジネス=戦争という意識

会社員という安定した環境から一歩足を踏み出した
ビジネスの世界は、悪鬼羅刹の蠢く切った張ったの
戦争社会なのである。お金は「貰うもの」から
「稼ぐもの」になり、生きていくために戦う。
バトルロワイヤルなのか、勧善懲悪の物語なのか、
そこにあるのは細かなニュアンスの差異だけだ。

ビジネスの世界は所詮ゼロサムゲームで、
どんなブルーオーシャンであってもいずれは
赤く燃え上がるか、密漁や枯渇や水質汚染
苛まれる日がくる。寝首を搔いたり搔かれたり、
裏切りや化かし合いの日々に揉まれて生きる。
…まぁ実際はそこまで殺伐としたものでないに
しても、ビジネスをするという事はそういう事だ。

だから、声を大にして言いたいことは、いきなり
ビジネスの世界に足を踏み込むのではなく、
「安定収入」というセーフティネットを確保して
おくことが重要。給料や投資等からの収入がある
状態でのプレイを推奨しておく。

「事業を興すなら一文無しになる覚悟を持て」
という意見は、あまりにも無責任だと思う。
事業に失敗して凋落した後に捲土重来する
成功者の美談は多くの人に好まれるが、最初から
失敗したいと思う人なんていないし、失敗なんて
しないに越したことはない。

参.自分の事業を持つことが必要

資産、所謂「ポケットにお金を入れてくれる」
ものの種類としては、主に

  • ビジネス(事業)
  • ペーパー(株式・債券・暗号通貨など)
  • 不動産

がある。ペーパーは資金が必要で、不動産は
社会的信用が必要となる。そしてビジネスには、
時間と労力が必要となる。ペーパー・不動産が
お金・信用があれば簡単に始められるのに対し、
ビジネスは本当に大変なのである。

では、なぜビジネスの資産が必要なのか?
それは最もコントロールが効く資産だからだ。
ペーパーは投資先が消滅すれば終わるし、
不動産も店子や地震はコントロールできない。
ビジネスは、基本的に100%自分に責任があり、
ほとんど自分でコントロールが出来る。
(勿論、顧客や市場はコントロールしにくいが)
早くビジネスの資産を構築すべき。

肆.うまい儲け話はない

情報化時代の昨今、情報が溢れ過ぎて
投資情報の真偽が見極めにくく思う。
ハッキリ言えることは、

  • ネットの情報は99%が詐欺かガセ
  • 良質な情報は人伝にしか伝わらない
  • ノーリスクの儲け話は存在しない

というところだ。ネット情報はだいたい詐欺。
有用な情報を得たければ、足を使って
たくさんの人と話をして、師を見つけたり、
人脈を広げたりしなければ絶対に手に入らない。
うまくいったのならそれは運が良かっただけ。

そして暗号通貨も海外積立もMLM
必ず儲かる話など断じて存在しないし、
資金を丸々溶かしてしまう事なんてザラだ。
仮に儲かったとしても確定申告や納税など
やることも増え、ステージに応じたタスクが
必ず発生し、それに伴って意図せぬ脱税や
損害賠償などのリスクが常に付き纏う。
儲けたければ相応の代価を支払う覚悟が必要。

伍.投資は手段であって目的ではない

コインバブルの影響もあるのか、最近は投資を
始めたいという相談をされることも多い。
手段とか目的とか書くとややこしいが、要するに
投資というのはあくまで手段であり、世の中には
様々な儲け方(手段)が存在するということだ。

「仮想通貨が今アツイので始めたい」
「手っ取り早い儲け話はないか」
そういった声を時々聞くが、どう稼ぎたいのか
不明瞭でアドバイスしにくいのが正直なところ。
宝くじを買う感覚で一攫千金を狙いたいなら
ICO案件の仮想通貨に手を出すのもアリだろう。

ただ、投資の道に足を踏み入れるのであれば、
いま使える資金はどれくらいで、出口戦略
(いつまでに、どれくらい儲かりたいか)は
どこで、キャピタルゲインインカムゲイン
どういう形で収入を得たいのか、その辺りが
明確であれば、それに合わせた投資のツールは
幾らでもある。仮想通貨だけではなく、
不動産もあればプライベートファンドもある。

陸.ただの作業者にならない

本業でも、ワーカー(作業者)としてではなく
マネージャー(管理者)として仕事をすることが
推奨される基本路線である。世のリーダー達も、

  • 自分の夢に人を巻き込むのがリーダーシップ
  • 自分より優秀な人を使うのがリーダーの仕事
  • 使われる側でなく使う側のイスに座れ

そんな事を口々に宣う。自分の能力がどれだけ
高くても、一人でできることはたかが知れてる。
ある程度以上の規模になると、外注も含め
様々な協業が必要になってくる。

立場上「使われる側」になることがあったと
しても、常に「使う側」の視点を持つことが重要。

漆.人や制度を利用して賢く立ち回る

上記とやや重複するが、人のレバレッジ
うまく利用したり、システム(仕組み)を
先に作って自動化したり、とにかく
懸命ではなく賢明に稼ぐ方法を考える。
(過去エントリー:パブロとブルーノの物語

また、不動産でもビジネスでも、銀行を利用して
うまくお金を引っ張ったり、必要経費を計上して
税制面で優遇を受けたり、場合によっては
助成金や保障制度を用いて賢く立ち回っていく
ことが求められる。

「ルールの変わり目にゲームの勝機がある」
という言葉があるが、新技術の登場と同じように
社会制度の移ろいにも敏感になる必要がある。
世の情勢は日々目紛るしく変遷していく。

捌.私生活の充足は軌道に乗ってから

結婚して子供が生まれた今だから言える。
不労所得構築のための行動は、可能な限り
恋人や配偶者をつくる前にすべきだ。

結婚前に不労所得を構築していなかったとしたら
僕は嫁も子供も養えなかったと思うし、では
結婚後にそういった活動に時間やお金をかける
ことができるかと問われれば、答えはノーだ。

パートナーが既にいる中で活動をする場合、
時間やお金を使って活動をするわけなので、
恋人や配偶者から一定の理解を得なければ
ならないし、そればかりに集中するあまり
相手の心が離れてしまっては元も子もない。
何を始めるにしても遅すぎるということは
ないが、早く始めるに越したことはない。

玖.世の中のためになることをする

長々と書いたけど、これが最後。
自分がしていることに誇りを持てるかどうか。
「社会貢献」なんて言葉は意味が広すぎて
逆に不便なので、定義は特段しないが。

自分本位の行動ばかり続けている人間や、
詐欺まがいの案件を拡散している人間は、
気が付いたら姿を見せなくなっている。
(高飛びしてるだけかも知れんけど)
※ちなみに、戦争意識と社会貢献は
 決して相反するものではない。

人は結局、自分自身を納得させられる事しか
続かないし、悪意ある行動はいずれその身を
破滅に導くということも身をもって知った。

 

 

さて。

長々と書いたが、上記はあくまで2017年の
学びであり、僕自身がすべて実施できている
わけではない(まだ会社も作ってないし)。
しかし、来年以降の行動指針として永く心に
留めておきたいという願いを込めて書いた。

気が付けば深夜3時を回っている…

2018年の抱負は、年始にでも書こうと思う。

我が半生の回顧録

メリークリスマス。イブが終わってしまった。

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そして今年ももう終わろうとしている。
来週1週間は会社に休みをいただいたので、
実は先週の金曜日が最終出社日だった。
くどいようだが、本当に異動して良かった。

色んな人に触れ回っているが、今年はガチで
今まで生きてきた中で最高の1年だった。
主な理由は下記の通りである。

  • 北海道「氷の教会」で挙式できた
  • ホワイトな部署に異動できた
  • 子宝に恵まれた
  • ラット抜け(不労所得>支出)した

仕事に家庭に充実した1年になったと思う。
しれっと書いているが、かつてこのブログを
書き始めたテーマの1つであった「ラット抜け」。
それが達成できた意義は非常に大きい。

「ラット抜けした」という言葉が意味するものは、
「もう働かなくても生活が出来る」ということだ。
今の仕事は楽しいし、辞めるつもりは毛頭ないけど。

社外で活動をはじめておよそ5年。
ここまで来るまでに散々遠回りをしてきた。
少し回顧してみようと思う。

2011年

  • 現在の会社に新卒で入社。
  • 軍隊のような社会人研修を経て、メインフレームの開発部署に配属される。

2013年

  • 仕事にも慣れて日々の業務がつまらなくなってきたことと、現在の収入で将来が不安になったことを機に、副業を決意。
  • 地元のピンサロのWebサイト作成の求人があったため応募。個人での受託開発を開始する。
  • サイトを2つほど納品したが、1サイト当たり3万円で買い叩かれる。
  • その後も月々の保守費用が1万円だったり、風俗嬢の送迎で駆り出されたり、店長と意見がすれ違い始める。最後には喧嘩別れして終了。
  • 同時期、サーバーをレンタルした際に平城寿さんのメルマガを取り始める。技術者から経済的自由を手にした生き方に憧憬の念を抱く。
  • 平城さんが真田孔明氏と共同で出資者を募っていた「油田開発事業ファンド」の説明会に参加。世の中には、日の目を見ないがとてつもないレベルの実業家や投資家がいることを知る。案件は結果的にポシャったが、今でもDr.サイ(半田俊宏)さんのことは尊敬している。
  • 同じセミナーに参加していた人(後の師匠となる人)と親睦会で仲良くなり、後日キャッシュフローゲームに誘われる。
  • キャッシュフローゲームに参加したものの、当時は投資よりWeb開発に興味があったため、その後は参加せず。
  • Web開発の構想に明け暮れ、2013年が終わる。

2014年

  • Web開発は遅々として進まず。
  • 師匠の奥さんから連絡があり、再度キャッシュフローゲームに誘われる。まずは不労所得が自分には必要だと感じ、師匠のセミナーに通い始める。
  • 本業のプロジェクトを異動になる。COBOL・JCLと戯れるメインフレームの開発から、オープン系・数理計算システムの開発へ。
  • 本業の研修で、通年のシステムアーキテクト研修に参加し、毎月東京へ行って方式設計の基礎を学ぶ。他部署との交流が新鮮で、うちの会社にも化け物じみた技術者がいることを知る。この頃、仕事が少し楽しく感じ始める。
  • 1件目の不動産を購入し、オーバーローンで少人数私募債を購入。この辺りが、思えば最初に投資の世界に足を踏み入れた瞬間だった。
  • Bitcoinを取引所に卸している企業「BTC-CLD」に出資。月利3%という驚異の利回りに感動する。
  • 同時期、Etherum(イーサリアム)をプレセールスで購入。
  • 同時期、後輩からVera&Johnアフィリエイトの情報を聞くが、特に参加はしなかった。本業だけやっていると案外気づかないが、世の中には様々な投資情報が存在することを知ると同時に、善良な人間を巧みに搦め取ろうとする魑魅魍魎の存在に恐れ慄く。
  • バイナリーオプションの詐欺に遭遇し、ネット情報の悪質さを肌身で感じる。
  • 当時、本業の仕事が死ぬほど忙しかった。評価は高かったものの、いつか会社を辞めることを静かに決意。
  • セミナーに通い続け、着々と投資に手を付け始め、自分は他のサラリーマンとは違うという優越感に酔い痴れ、2014年が終わる。

2015年

  • 「BTC-CLD」がそろそろヤバイという情報を師匠から入手する。出金して様子見をして数か月後、会社はあっさりトんだ。数千万円単位でやられた被害者たちの怨嗟の声を目の当たりにし、投資の恐ろしさを身に染みて知る。
  • 自身の活動をやりやすくするため、実家を出て大阪・京橋で一人暮らしを始める。
  • ビジネスの基本を学ぶべく、MLMの会社の説明会を数社まわる。
  • 同時期、BUYMAを使った転売ビジネスのパッケージを購入するも、リサーチが面倒くさすぎて頓挫する。
  • 情報発信の習慣を身に付けるため、ブログを開始する。
  • 本業の仕事で大型案件にアサインされ、自由な時間が逼迫される。ただ、当時の仕事は今思い返せばメンバーにも恵まれ、楽しく仕事が出来た。
  • 当時通っていたセミナーの教示に疑問を抱き、セミナー関係者と距離を置く。
  • 本業の仕事の都合で、3回ほど中国へ出張する。中国のIT企業の優秀さを目の当たりにし、日本のぬるま湯具合に不安を覚える。
  • 本業の傍ら、当時IT業界のブームだった機械学習や分散処理の勉強に励んで2015年が終わる。

2016年

  • 以前誘われた、岡部悦也氏のMLMに参加したものの、あまりにも古い手口、グループメンバーのテンションのウザさに辟易し、開始後すぐに撤退する。MLMフランチャイズはその性質上、胴元にならない限り経済的自由は得られないと判断。
  • ツテで税理士の先生を紹介してもらい、確定申告を無事に済ませる。
  • 以前のセミナーのコミュニティも、今回のMLMのコミュニティも、端的に言えば、異口同音に声高に「サラリーマンDis・権利収入で海外旅行マンセー」を合唱している、ある種の宗教じみた団体であり、自分の求める生き方ではないと強く感じる。
  • その後も惰性でセミナージプシー活動や出会い系セールス活動を続け、様々な場所に顔を出して人脈の拡大を図る。その中で、今の嫁と出会う。
  • 京橋で平日朝活を開始。思いのほか参加者が集まってくれて感激する。そこから、個人でWebサイトの受託開発を始めるも、まったく金にならなかったため終了する。
  • 民泊用途で2件目の不動産を購入。大きな副収入の柱が出来る。
  • Amazonを使った転売ビジネスのパッケージを購入。結果は出たが、これは権利収入ではなく労働収入であると思い知り撤退。自分には転売は向いていないと悟る。
  • 社内制度を利用し、ベンチャー企業への出向を志願するも技術力不足で不合格となり、サンフランシスコで働く野望が潰える。
  • 俗に言う陰謀論めいたもの(ロスチャイルド一族、イルミナティフリーメイソンなど)に始まる、世界の裏側をほんの少し垣間見る。
  • 乗り気ではなかったが、嫁の勧めで海外積立を開始する。この頃、嫁と入籍する。
  • FPの友人からバイナリーオプションのパッケージを購入するが、再現性の低さ、ものにするまで時間がかかることを鑑みて撤退。自分が本当にやりたいことは何なのか真剣に考え、気付けば2016年が終わる。

2017年

  • 北海道「氷の教会」で挙式。その後、大阪の閑静な住宅街に引っ越し。
  • 今年はWeb開発と投資に注力することを決意。世に送り出したいサービスの作成のために、命を燃やして働くことこそ自分の本懐であると再認識する。
  • はじめて自分一人で確定申告をする。この頃、嫁の妊娠が発覚する。
  • 一昨年アサインされた本業の大型案件がクローズ。その後は保守・開発のリーダーを兼任させられ、心身ともに疲弊する。転職・異動を画策し始める。
  • 2014年に購入した少人数私募債を売り払い、別の投資(FXファンド・民泊事業への出資)に投資先を変更。暗号通貨やカードローン等で現金をつくり、大規模な運用を開始する。
  • 本業の会社で、副業(兼業)が許可制になり、事実上の労働規制緩和が入る。会社員をしながらWeb開発の会社を起業することが当面の目標となる。
  • 相変わらず、様々なツテから情報が入る。投資先を取捨選択しつつ、新たな投資(シストレファンド・中古車販売の業務委託・暗号通貨のICO案件)も開始。
  • 妊娠中の嫁の「旅行できるのは今のうちだけだから」という泣き言を聞き入れ、神戸・浜松・福岡・和歌山など、可能な限り旅行して思い出作りに励む。
  • ボランティアに参加する。やりがいを感じるものの、「自分が今すべきこと」ではないと痛感。「金を生み出さない行動はすべて遊びだ」という究極にドライな境地に行きつく。
  • 本業で所属していた部署の業務内容・体制に心底ウンザリし、社内公募へ応募。見事に採用され、新たな部署へ異動。ホワイトすぎる環境に衝撃を受ける。
  • Web開発の構想に着手するも、年内のローンチは断念。
  • 第一子が無事に生誕する。
  • コインバブルの恩恵を受け、一気に現金が増えて運用額を拡大し、ラット抜け(不労所得>支出)を達成して2017年が終わる。

 

自身の活動をここまで審らかに書くのは初めてだ。
細かいことを挙げていけばもっとあると思うので、
気付いた時に自分史として更新していこう。

それにしても、諦め癖と言うのだろうか、
何度案件を頓挫してきたことだろう。
今まで何百万ドブに捨てて来たか分からない。

でもまぁそれのおかげで今があるわけだし、
結果オーライと言ったところかな。回り道も
したが、本当に有意義で濃密な5年間だった。
そして、今年は飛躍の1年となった。


来年の抱負は、次回のエントリーに譲るとしよう。

日々旅にして旅を栖とす

朝から新幹線で移動中。久々の出張である。
かつての部門もお客様は東京の会社で、
異動してからも東京のお客様を相手に
することになるとは…南無南無。


うちの会社には、社内環境PCに社外から
リモート接続できるツールがあり、
業務内外かからわず仕事ができるような
社畜仕様の環境下にあった。こうして書くと
まぁまぁブラック臭が立ち込めていくが、
家で会社のPCに乗り込んで作業が出来る
環境は何かと便利だったので、それはそれで
やりやすい環境だった。
(本音を言うなら家で仕事していたいが、
 まぁ会社に行かなきゃ出来ない作業も
 あるワケで。ままならないものである)

そのため、以前は出張時はノートPCを携帯し、
新幹線での移動中もポチポチ作業していた。
僕のノートPCは東芝DynabookのR93/PBという
奴で、非常にバランスのいいスペックである。
以前の記事でも書いたが、僕の要望全てを
凝縮したような夢のスペックを誇るPCだ。

しかし、持ち運ぶとなるとやや重いしデカい。


うちに転がっている今は亡きIdeaPadちゃんの
ようなUMPCがサブ機としてほしいなぁと
思って価格.comをウロウロしていたら、GPD社の
「GPD Pocket」なる機種を発見した。

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何これめっちゃ欲しい。

7インチディスプレイは若干小さい気も
するけど、抜群のポータビリティだ。
SDカードのスロットがないとか、
キーボードが独特過ぎてなんか怖いとか、
まぁ色々思う所はあるにしても無性に欲しい。
ブログを更新したり、移動中に作業したり、
少しAWSEvernoteDropboxを触りたい
時なんかは最適のガジェットではないか。

元々はクラウドファンディングから始まり、
今年の9月末から発売されたとか。最近やんけ。

うーん…
初期ロットは不具合が頻発するのが風物詩だし、
少し待てば廉価版や改良版や次期モデルが
登場するかもしれないし、今はまだ
人柱になる勇気が持てずにいる。
初物に期待してもロクなことがないしな…

GPD Pocket/ロット毎の違い - GPD Wiki


それにしても、本当にそそるガジェットだ。
何だかんだ買ってしまいそうな気がする…

暗号通貨と新しい朝

暗号通貨の高騰っぷりがすごい。

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Cryptocurrency Market Capitalizations | CoinMarketCap


2017年8月のBitcoinCash分裂騒動、そして当月
2017年11月のBitcoinGold分裂騒動を受け、
何やら暗号通貨界隈が騒がしい。次は
BitcoinDiamondも出来るとかで、一体何が何やら…

取引所口座内でBitcoin保有していたら、
分裂のタイミングでCash・Goldが同額分
付与されていたらしいが、生憎僕は
持っていなかった。くそっ、悔しい。
僕はEthreum(イーサリウム)しか持ってない。

昨年時点では$20あたりをウロウロしていた
Ethreum(イーサリウム)が今や$470とは…


暗号通貨はなかなか複雑で、真に理解しようと
思うとそれなりに時間がかかるもので、
僕も中身をちゃんと理解しているわけではない。

Google先生に聞けば色々と日本語のサイトも
散見されるが、それぞれのサイト運営者が
ちゃんと理解しているかも怪しいものだ。
別に100%理解する必要はないにしても。


昨今の暗号通貨の高騰ぶりを見ると、
バブルの影を見ているような不安に駆られる。
これほどボラティリティの激しい投機対象も
ないだろうし、いつまでもこの高値が続くとも
思えない。いつかどこかで破綻しそうだ。

僕が暗号通貨バブルに乗っかることが出来たのは
ハッキリ言って運の賜物だ。半信半疑で出資した
10万ばかりのお金が、気付いたら1億近い数字に
なっていた。もうとっくに出資額以上のお金を
回収できているので、このバブルがいつ弾けても
僕は一向に構わない。所詮あぶく銭だし。

…でも、最近出資したICO案件のProteusionは
回収しておきたい。SNSって成功が難しいけど
万が一成功すればボロ儲けだし。次世代型SNS
「Wrappy」か、流行るといいけど…w


とりあえず、暗号通貨を早いとこ換金して、
ビジネスを始める軍資金にしたい。
税金の事もちょっと考えなきゃな…

そんな事をぼんやり考えている週末の朝餉。

今更ながらDOSバッチ

仕事上、コマンドプロンプトで実行される
バッチファイルを作成する機会が多いので、
備忘録がてらメモしてみる。

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なお、当エントリーでは、コマンドをすべて
大文字で記載しているが、別に小文字でも
問題ないので、その辺はお気になさらず。

1.冒頭のおまじない

@ECHO OFF	… 実行中のコマンド非表示
SETLOCAL … 環境変数の操作のローカル化

無論、SETLOCALと対を為すENDLOCALという
コマンドもあるが、バッチ終了時に暗黙的に
自動実行されるため、基本的に書かなくてもいい。

2.コメント

REM コメント	… 正しいコメント方法
:コメント … ラベルをコメントとして使用

 なお、複数行をコメントアウトしたい場合、
GOTO文とラベルを使って対象を「GOTO :○○」
「:○○」で囲えば無理矢理実現できる。

3.システム日付・時刻

日付の場合は一発でYYYYMMDD形式で取得できる。

%DATE:/=%	… 「/」を除去した日付

なお、曜日を取得しようと思うと
それなりに作りこみが必要。

時刻の場合、一発でhhmmss形式で
取得することができない。そのため、
変数Tに欲しい形式で加工する。

SET T=%TIME:~0,8%	… %TIME%の先頭8文字取得
SET T=%T::=% … 「:」を除去
SET T=%T: =0% … 半角スペースを0埋め

これでTにhhmmss形式でシステム時刻が
セットされる(ミリ秒は除外している)。

4.実行ファイル

コマンドプロンプトで「CALL /?」と叩けば
詳細を教えてくれる。

%0     … フルパスのファイル名(""あり)
%~0 … フルパスのファイル名(""なし)
%~f0 … フルパスのファイル名
%~d0 … ドライブ文字
%~p0 … ドライブ文字以降のパス
%~n0 … ファイル名
%~x0 … ファイル拡張子
%~s0 … フルパスのファイル名(短縮あり)
%~a0 … ファイルの属性
%~t0 … ファイルのタイムスタンプ
%~z0 … ファイルのサイズ

%~dp0 … ファイル格納先のフルパス
%~nx0 … 拡張子つきのファイル名
%~ftza0 … DIRコマンド風の出力

なお、
「C:\Users\Public\Desktop\CommandPrompt_TEST\echo.bat」
上記内容を記述して出力した結果は
下記の通りである。

%0     "C:\Users\Public\Desktop\CommandPrompt_TEST\echo.bat"
%~0 C:\Users\Public\Desktop\CommandPrompt_TEST\echo.bat
%~f0 C:\Users\Public\Desktop\CommandPrompt_TEST\echo.bat
%~d0 C:%~p0 \Users\Public\Desktop\CommandPrompt_TEST\
%~n0 echo
%~x0 .bat
%~s0 C:\Users\Public\Desktop\COMMAN~1\echo.bat
%~a0 --a--------
%~t0 2017/11/24 20:40
%~z0 189

%~dp0 C:\Users\Public\Desktop\CommandPrompt_TEST\
%~nx0 echo.bat
%~ftza0 --a-------- 2017/11/24 20:40 189 C:\Users\Public\Desktop\CommandPrompt_TEST\echo.bat

 

5.引数

変数%0が自分自身を表す変数であったのに対し、
%1、%2、%3、…というのは、バッチ実行時に
渡された引数の内容を表す変数である。

test.bat "hoge.txt" 1

としてtest.bat実行時に引数が渡された場合、

ECHO %1  … "hoge.txt"
ECHO %2  … 1

が格納されることになる。
ちなみに、引数は%1~%9までの最大9個まで
しか渡すことができず、それ以上の引数を
渡したい場合は作りこみが必要。

7.DOS窓からの入力

SET /P 変数名="入力を促すメッセージ"

DOS窓からの入力を受け取ることが出来る。
よくあるパターンとして、

SET /P I="処理を実行します。よろしいですか?(Y/N): "
IF "%I%"=="Y" (GOTO MAIN)
IF "%I%"=="y" (GOTO MAIN)
EXIT
:MAIN
(以降、メイン処理を記述)

のように、処理実行前の確認用として
用いられることが多い。

8.リダイレクト出力

>   ファイル名  … 標準出力(新規)
>> ファイル名 … 標準出力(追記)
2> ファイル名 標準エラー出力(新規)
2>> ファイル名 標準エラー出力(追記)
> NUL 2>&1 … NULL破棄

(おまけ)
ECHO. … 空行の出力

最後の空行出力は、リダイレクトと直接関係は
ないような気がするけど、まぁよく使う
コマンドなので、とりあえずここに記載。

9.デバッグ確認

処理の中で不具合が検出された場合、

ECHO %変数名%  … 変数のウォッチ
PAUSE          … 処理の一時停止(ブレーク)

を駆使すれば、変数の中身の変遷を
追いかけることが出来る。

 10.サブルーチン定義

バッチには関数が定義できない。そのため、
ラベルを用いてサブルーチンを定義する
手法がよく用いられる。以下、例を挙げる。

@ECHO OFF
SETLOCAL

CALL :SUB1 %~dp0
ECHO %ERRORLEVEL%

CALL :SUB2 "fuga.txt"
ECHO %ERRORLEVEL%

ECHO.
PAUSE
EXIT

:SUB1
IF "%~d1"=="C:" EXIT /B 0
IF "%~d1"=="D:" EXIT /B 1

:SUB2
IF EXIST %1 EXIT /B 0
IF NOT EXIST %1 EXIT /B 1

簡単に説明しておくと、まずSUB1をCALL
する際に引数%~dp0を渡している。
これは、バッチを実行しているファイルの
ドライブ文字で、SUB1でドライブ文字の
判定を行っている。ドライブが「C:」であれば
0を、「D:」であれば1をエラー用変数に返す。

その後、SUB2をCALLして引数"fuga.txt"を渡す。
SUB2では"fuga.txt"がバッチが格納されている
フォルダに存在するか判定しており、ファイルが
あれば0を、なければ1をエラー用変数に返す。
なお、実行結果はこうなった。

0  … ドライブは「C:」
1  … "fuga.txt"は存在しない

続行するには何かキーを押してください . . .

ラベルを用いた場合、メイン処理の末尾に
「EXIT」コマンドを入れておかないと、ラベルに
記述した処理がすべて実行されてしまう。
また、サブルーチンの終了時は「EXIT /B」に
しないとサブルーチンどころかバッチそのものが
終了してしまうため注意が必要である。

おわりに 

さて、思ったより長くなってしまった。
IFやFORの構文も書こうと思ったけど力尽きた。
どうせHELPコマンド叩けばすぐに分かるし…
まぁ、気が向いた時に更新しようと思う。

しかし、Windowsスクリプト言語と言えば
Powershellがもう少しメジャーに扱われても
いいような気がするが、現場レベルで言うと
やはりまだまだDOSバッチやVBscriptが幅を
利かせているのが現状ではなかろうか。

バッチ作成は普通にテキストエディタ使えば
問題なく作成できるが、VisualBatなる
IDEも存在するので、気になる方は
使用されてみては如何だろう。

では、これにて失礼。

「会社を辞めたい」と感じたら

今日は飛び石連休中日の平日という事で、
会社からお休みをいただいたので、
ありがたいことに4連休になった。
前の部門では考えられない事である。

「転職」でもなく「独立」でもなく
「異動」という選択肢を選んで正解だった。


僕の本業がSE(システムエンジニア)なので
本業ベースの話になってしまうが、
「今の会社を退職したい」と感じたときに
取れる行動の選択肢を考えてみる。

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1.転職

まず思いつく選択肢はこれだろう。
僕自身、転職経験がないので多くは語れないが、
最近は転職エージェントの質も高く、
その人のスキルに応じた適切な転職先を
斡旋したり、必要に応じてトレーニングを
やってくれるところもあるらしい。

転職を乱暴にパターニングすると、
 ① 大企業  → 大企業
 ② 大企業  → 中小企業
 ③ 中小企業 → 大企業
 ④ 中小企業 → 中小企業
ってなところだろうか。

「もっと自分の能力に見合った報酬が欲しい!」
「大企業でスケールの大きな仕事がしたい!」
といった、1つ上のステージを目指す上昇志向
バリバリの人たちは①・③のパターンだろう。
僕にはまったく理解できないけど。

「地元の小さな会社でのんびり働きたい!」
「スピード感のあるベンチャー企業で働きたい!」
なんて人は②のパターンだったりするんだろうか。
大企業と比較すると待遇や福利厚生が弱かったり
しそうだが、これはこれでアリだと思う。

④のパターンについては、少なくとも
待遇面では大きくは変わらないと思う。

中小企業は大企業と比べると体力的にか弱く、
景気の煽りを受ければすぐに待遇悪化や
倒産の可能性に見舞われそうだが、
しかしそれは大企業とて同じことである。
結局、どの企業に行っても戦える、
地に足付けた地力が必要なワケで。


また、SEの場合で言うと
 ・同業他社への転職
 ・ユーザ企業(顧客起業)への転職
 ・異業種への転職
が考えられる。

同業他社であればやることはほとんど
変わらないので特に面白くもなさそうだが、
慣れた業務なので比較的安牌と言える。

「大半のSEはユーザ企業への転職を夢見ている」
とはよしたにまこと先生の談だが、実際そういう
SEは多いと思う。ユーザ企業のシステム部門で
働くのか、社内SEとして働くのか、それとも
システム開発とは無縁の世界に身を置くのか。
そこも熟慮の余地がある。

2.独立

独立と言っても、パターンとしては
 ① フリーランスとして独立
 ② 起業
が考えられる。

①のフリーランスについて言えば、
報酬面の話だけ聞くと魅力的に感じられる。

従業員の場合で言えば、自分が所属するA社は
顧客であるB社から、自分の1ヶ月分の労働力を
「月単価80万円」として受領していたとする。
しかし自分の手元に行くのは給与である
「月20万円」。残りの60万円はどこへ消えたかと
言うと、A社の利益として内部留保されたり
間接費用として使用されたりするわけである。
これがフリーランスの場合、B社と自分が直接
契約を取り交わせば80万円丸々が懐に入る。
社会保険や税金を支払うのはどちらも同じ)

しかし、フリーランスもいい事ばかりではない。
有名な話だが、フリーランスには
「健康」「生活」「孤独」という
3つのリスクが基本的には付き纏う。
フリーランスは健康観が低く不摂生で、信用力も
低いから生活基盤も不安定になりがちで、何より
組織への帰属がない不安と孤独に苛まれる。
(すべてのフリーランスがそうではないけど)

また、フリーランスは分類上「個人事業主」に
なる。何か特別なパイプがない限り、高単価を
支払ってくれる大企業が「個人事業主」と
直接契約を結んでくれるかはかなり怪しい。
少なくとも僕は仕事上、フリーランスのSEには
一度もお目にかかったことはない。


②の起業についても、規模をどこまで大きく
したいかによって話は変わってくる。

事業を起こし、小綺麗なオフィスを借りて、
人を雇って、ゆくゆくは事業拡大を目論んで
いるようであれば、それ相応のイバラの道を
歩む覚悟を持たなければならない。

僕も何人か本物の起業家たちを見てきたが、彼らは
「ぶったまげるくらいスピーディーな行動力」
「周囲を巻き込んで進んでいくエネルギー」

「この人なら大丈夫と思わせるカリスマ性」
がとにかく凄い(言葉では言い表しにくいが)。
「環境を変えたい」とか「収入をあげたい」とか
もはやそういったチンケな願望ではなく、何か
事を成そうという強い意志で動いている人たち
である場合が多く、あまり参考にならない。

従業員は自分一人、オフィスは自宅、という
レベルの小規模起業を検討するのであれば、
フリーランスとまぁ似たような感じだ。
営業も経理も開発もすべて一人でこなす
というのは並大抵の事ではないと思うが。
僕も早く起業したい。

3.異動

ある程度以上の規模の会社であれば、
異動は十分魅力的な選択肢と言える。
待遇や福利厚生を下げることなく、
環境を変えることが出来るからである。

憶えておくべきは、「自分が今いる部署が
自分の会社の全てではない」ということだ。

人事・経理・総務などのバックオフィス、
あるいは研究色の強いR&Dの部署、
今の部署とは異なる開発部や営業部なんかも
選択肢として十分挙げられる。

異動方法をパターニングすると、
 ① 異動願の提出
 ② 社内公募への応募
 ③ ヘルプラインに相談
あたりが妥当な線だろう。

①の異動願については正攻法だが、よっぽどの
理由がない限り受理される事は難しい。
(まぁたぶん会社にもよるだろうけど)
「仕事を辞めたい」というのが前提なので、
退職をチラつかせて突きつけることが大事。
それで慰留されれば話くらい聞いてもらえる
だろうし、慰留されなければ黙って去るのみだ。

②の社内公募はかなりオススメの方法である。
僕もこの方法で異動を実現できた。
ただ、こういった人事制度が整っていることが
前提なので、制度がない場合は別の選択肢を
取らざるを得ない。また、社内公募は人間関係に
軋轢を生じさせる可能性が非常に高い制度なので、
円満な異動を心がける必要がある。

③のヘルプラインというのは、他に打つ手がない
場合のみに講じるべき最終手段である。
要するに「今の部門の状況・待遇が酷すぎる」
という内部通報に他ならないので、現在の
上司の人事査定にダメージを与えかねない。
(報復を望むならそれも一興だが…)
後はまぁ、パワハラ・セクハラ等の悪質な
事案の場合はこちらを適用するのも手かも。
その場合は厳罰に処してやってほしい。

ここで、どういった部署に異動したいかも
当然検討しておくべき。同じ業務内容の
部署で働くもよし、まったく違う畑の仕事を
するもよし、閑職で仮面社畜するもよしw
どう働きたいかをしっかり検討する。

4.休職

仕事がどうしてもツラくなった場合、
休職というのも一つの手だと認識しておく。
仕事なんてのは、何も体や心を壊してまで
続けるべきものでもないのだ。しかるべき
手続きを会社に申請し、療養して自分を
見つめ直すというのもアリではなかろうか。

休職のメリットは、
 ・心身ともにリフレッシュ
 ・傷病手当金ウマー
デメリットは、
 ・評価が下がって閑職行きかも
 ・何度もやると免職される
って感じかな。
まぁ、死んで花実が咲くわけではないので、
冷静なうちに休職を視野に入れておこう。


さて、つらつらと書いた。
「会社を辞めたい」「仕事を変えたい」
と考えている人の一助になれば。

死への呼び水

子どもが生まれてからというもの、
すっかり病院通いの日々が続いている。
今日も今日とて足繁く通った。嫁の顔と
可愛い我が子の顔を見るためである。

問題になってくるのがタバコだ。

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産婦人科の入り口前に灰皿があるので
「なんだかあなぁ」と思いつつ、
喫煙者である僕にとってありがたかった。
しかし流石に病院前でタバコを吸うのは
顰蹙を買うので、近くのコンビニまで
わざわざ行って吸っていたのだが、
子どもが生まれたとなると考えが変わる。

最近では「三次喫煙」とかいう言葉まであり、
我が子を喫煙の脅威に晒すのは憚られる。


僕は去年、フィリップモリス製の電子タバコ
「IQOS(アイコス)」を手にし、しばらくの間は
次世代タバコの水蒸気をくゆらせながらいい気に
なっていた。普通のタバコを吸っている上司に
「まだ燃えるタバコ吸ってるんスか?www」
と嘯いては無駄に怒りを買っていたものだ。

しばらくIQOSを吸っていた僕だが、ふとした
時に、あの旧式タバコの、何とも言えない
いがらっぽさ、紙が燃える雑味が欲しくなり、
結局は燃える旧式タバコに立ち返ってしまった。
あの時の上司。馬鹿にしてごめん。


子どもが生まれたいい機会なので、
とりあえず久々にIQOS吸おうかな。
なんか新しい味も出てるし。
(スムースレギュラーとパープルメンソール)
これで気兼ねなく我が子を抱ける!と
思っていた矢先、下記の記事を見つけてしまった。


なんということでしょう。
これが事実なら「有害成分90%カット☆」という
触れ込みが危ぶまれる、致命的な問題である。
「禁煙先進国であるシンガポール」とか言ってる
時点でこの記事も若干嘘くさい気がするけど。
あそこは法律は厳しいけど皆パカパカ吸ってるし。

うーん、プルームテックもgloも一緒だろうなぁ。
おとなしく薬局でニコレットでも買うか…

そして父になる

本日2017年11月16日(木)、22時05分、
待望の第一子が生まれました。
体重2729gの玉のような女の子でした。
(血液型はまだ不明。たぶんB型。)

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予定日は21日だったので、若干のフライング。
嫁が妊娠して39週2日のことでした。
初産だったこともあり、本陣痛が夜に来てから
およそ27時間。嫁は本当によく頑張ってくれた。


今回お世話になった産婦人科は無痛分娩で
結構有名なところだったので、うちの嫁も
無痛分娩でお願いしていた。

無痛分娩でも麻酔が効いたり効かなかったりして、
嫁は結構長い時間苦しんでいた。無痛分娩の
場合は痛みが少ない分、長期戦を強いられる
場合が多いらしい。ただ、うちの嫁はまだ
マシな方で、隣の部屋の方は陣痛が来てから
3日も苦しんでいて大変そうだった。
(お隣さんも同日無事に出産されていた)


しかし、出産直後の安心感と来たら
何物にも代えがたい。僕も嫁両親も
昨晩からほとんど寝ずの番だったので
疲労困憊だったが、可愛い子どもの顔を
見ると本当に一気に疲労が吹き飛んだ。
赤ん坊の力、恐るべし…

僕の家族も嫁家族も、本当に心から
喜んでくれて良かった。僕も、
母子ともに健康無事で本当に嬉しい。

家族が増え、これからはより一層お金を
稼がなければならない。頑張ろう。

最後に。

夜中に何度も車を走らせてくれた義父、
甲斐甲斐しく嫁を支え続けてくれた義母、
LINEで冷静なアドバイスをくれた実母、
急な休みだったのに配慮してくれた会社、
頼りがいのある産婦人科の関係者の皆様、
それから、本当に頑張ってくれた最愛の嫁。
本当にすべての方々に感謝感謝です。

よーし、さてさて。
久々の独身生活を謳歌しようかね。

AWS・Bitnamiの無料枠AMI

今月に入ってからずっとAWSに傾倒している。
特に、BitnamiのAMI(仮想マシンイメージ)
には割とガチで感動した(前回エントリー)。
驚くほど速くサービスを利用できるようになる。

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少し興味が湧いたので、BitnamiのAMIのうち
無料枠対象のものについて色々と調べてみた。
なお、無料枠と言っても、あくまでアカウント
登録から12ヶ月間のみなので注意されたし。
(2017年11月調べ)

1.プラットフォーム系

1-1.WordPress(ワードプレス)

AWS Marketplace: WordPress Certified by Bitnami

言わずと知れたブログ・CMSのプラットフォーム。
テーマやプラグインも豊富で、ハッキリ言って
これだけで何でもできそうな気がする。

1-2.MediaWiki(メディアウィキ)

AWS Marketplace: MediaWiki Certified by Bitnami (PV)

OSSWikiパッケージ。元々はWikipedia
作成するために開発されたらしいので、
Wikipediaっぽいトピック編集サイト向け。

1-3.Magento(マジェント)

AWS Marketplace: Magento Certified by Bitnami

EC(ネット商取引)サイトのプラットフォーム。
集客機能や接客機能も備えており、
多言語・多通貨にも対応している。

1-4.Discourse(ディスコース)

AWS Marketplace: Discourse powered by Bitnami (PV)

OSSのコミュニティプラットフォーム。
掲示板、グループトーク、チャット等に対応。
フォーラム系サイトを作成したければどうぞ。

2.マネジメント系

2-1.Odoo(オドゥー)

AWS Marketplace: Odoo Certified by Bitnami (PV)

世界的人気を誇るOSSERPスイート。
ありとあらゆる業務管理や社内統制支援まで
可能にした、ERPの域を超えたパッケージ。

2-2.Liferay(ライフレイ)

AWS Marketplace: Liferay powered by Bitnami (PV)

OSSで世界市場シェア1位の実績がある
ポータルサイトのプラットフォーム。
企業の社内ポータルなどに向いている。

2-3.Mautic(マウティック)

AWS Marketplace: Mautic powered by Bitnami

世界初のOSSマーケティングオートメーション
プラットフォーム。リード(見込み客の)の
獲得や管理を支援してくれるらしい。

2-4.Moodle(ムードル)

AWS Marketplace: Moodle Certified by Bitnami

eラーニング(Webによるオンライン教育)の
プラットフォーム。受験者に対してテストや
教材配布を行ったり、受講者の管理もできる。

3.デベロッパー系

3-1.Redmine(レッドマイン)

AWS Marketplace: Redmine Certified by Bitnami

世界的に有名なプロジェクト管理ツール。
タスク管理や進捗管理などをメンバーで
共有できる。アジャイル開発との相性は抜群。

3-2.Gitlab(ギットラボ)

AWS Marketplace: GitLab CE Certified by Bitnami (PV)

ソースのバージョン管理として有名なGithub
クローズド環境版(Githubの場合は有償)。
(ちなみに、GitbucketやSubversionのAMIもある)

3-3.Jenkins(ジェンキンス)

AWS Marketplace: Jenkins Certified by Bitnami

物凄くメジャーなCI(継続的インテグレーション
ツール。ビルド・テスト・デプロイなどの
開発工程の作業の自動化を図ってくれる。

3-4.Let'sChat(レッツチャット)

AWS Marketplace: Let's chat powered by Bitnami

SlackやRocketChatのようなチャットツール。
デスクトップ通知機能もあり、Hubotにも
対応しているのでツールとしては十分実用可。


疲れてきたので、とりあえず今日はこの辺で。
しかし、一つ一つインスタンスを作ってたら
ソッコーで無料枠を使い切りそうなので、
結局は自前で一つのサーバに構築した方が
費用対効果は高いかもしれない。
(Dockerとか使って)

Bitnamiには他にも様々なパッケージAMIが
存在するので、興味がある方はご自身の目で
どうかご確認をおねしゃす。
(無論、使用はすべて自己責任でよろしく)

AWS Marketplace: Bitnami

Bitnami Application Catalog


ぼちぼちAWSネタから卒業しようかねぇ。

AWSでWordPress構築(Bitnami)

部署が異動になってからはずっとAWS関連の
仕事に携わることが出来ている。とても嬉しい。

以前はローカルのVirtualBox
VagrantWordPressを構築した際の
備忘録エントリーをアップしたが、
今回は勉強がてらAWSの環境に
WordPressを構築してみた。
なんかWordPressばっかりだな、最近。

0.構築の前提

【アカウント】
AWSサポートプラン:ベーシック(無料枠)

インスタンス
AMI:WordPress Certified by Bitnami(無料枠)
インスタンスタイプ:t2.micro(無料枠)
EBS:汎用SSD(GP2) 10GiB(無料枠)

【セキュリティグループ】
SSH(22)…マイIPのみ
HTTP(80)…任意の場所
HTTPS(443)…任意の場所

1.インスタンスの作成

AWSのコンソールから
「サービス」→「EC2」
を選択し、EC2ダッシュボードへ移動する。
上記の前提通りにインスタンスを作成。
(AMI選定時は「AWS MarketPlace」から)

作成時には「キーペア」も一緒に作成され、
SSH接続の際に必要となるので厳重に保管する。

2.グローバルIPアドレスの付与*1

EC2ダッシュボードの下の方に
「Elastic IP」
とやらがあるので選択。
「新しいアドレスの割り当て」
を選んで進んでいくと、
グローバルIPが付与される。

その際、インスタンス作成時に
付与されていたパブリックIPは
削除される。

AWSの世界には3種類のIPアドレス
存在し、「Elastic IP」が通常は
グローバルIPとして使用される。

IPアドレス 概要
Private IP インターネットから到達できない。
VPC内での通信に使用できる。
Public IP インターネットから到達できる。
インスタンス起動のたびに変更される。
Elastic IP インターネットから到達できる。
インスタンスを起動してもずっと固定。

 
ちなみに今回はやってないけど、AWS
「Route53」というDNSサービスを使えば
ドメインの設定もできる。


3.WordPressへログイン&日本語化

この時点で、URLに「http://<Elastic IP>」を
叩けばWordPressの画面にたどり着ける。

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早い。早すぎる。慣れてる人なら
数分でWordPress環境を構築できる。
自前でチビチビ入れて5時間かかったのに…

デフォルト設定が英語なので、まずは
管理者権限でログインして日本語化する。
サイドバーの下の方に「Log in」という
リンクを踏むとログイン画面に遷移する。

その際にパスワードが必要になるのだが、
AWSWordPress導入チュートリアル
従うと下記の方法により取得する。

  1. EC2ダッシュボードで、作成した
    WordPressインスタンスを選択。
  2. 「アクション」→「インスタンスの設定」
    →「システムログの取得」を選択。
  3. システムログウィンドウが表示されるので
    その中から見つけてね。
    "#"(ハッシュ)マークで囲まれてるよ。

…確かにあった。

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よって、WordPressには下記でログインする。

Username:user
Password:############

無事にログインが出来たら、
「Settings」→「Site Language」
で日本語を選択。これで日本語化完了。

4.phpMyAdminの有効化
 (と、Bitnamiロゴの非表示化)

ご存じの通り、WordPress
PHPMySQL(またはMariaDB)で
稼働している。基本的には管理画面から
様々な設定を施すことが出来るので
あまりDBを気にすることはないが、
時にはDBを直接閲覧・編集をしたくなる
シーンも想定される。
そのため、Web画面からphpMyAdmin
アクセスできるように設定する。
(ついでに鬱陶しいロゴも非表示にする)

「1.インスタンスの作成」で作成した
キーペア(秘密鍵)を用いてSSH接続する。
ちなみに「WordPress Certified by Bitnami」は
OSが「Ubuntu 14.04」なので、ユーザーは

ubuntu

である(鍵認証なのでパスワード不要)。
phpMyAdminのアクセス制御ファイルである
「/home/bitnami/apps/phpmyadmin/conf/httpd-app.conf」
について、下記の箇所を修正する。

<IfVersion < 2.3 >
Order allow,deny
# Allow from 127.0.0.1
Allow from <自分のPCのIPアドレス>
Satisfy all
</IfVersion>
<IfVersion >= 2.3>
# Require local
Require all granted
</IfVersion>

Bitnamiのロゴを非表示にするには
下記コマンドを実行する。

sudo /opt/bitnami/apps/wordpress/bnconfig --disable_banner 1

最期に、Apacheを再起動する。

sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart apache

 これで「http://<Elastic IP>/phpmyadmin」へ
アクセスができるようになる。
DBAユーザー名およびパスワードは

/home/bitnami/apps/wordpress/htdocs/wp-config.php

 に記載されている。

5.WordPressのカスタマイズ

あとは、管理画面からWordPress
自分好みにカスタマイズするだけである。

正直、WordPress環境をこんなにあっさり
構築できるとは思っていなかった。
最近はレンタルサーバーVPSでも
WordPressの導入支援機能があるみたいなので、
いずれにしても自分で一からインストールするより
遥かにラクにできるようである。
(当然その分自由度は下がると思うけど)

AWSではRDSというDB管理サービスがあり、
本格的なサイトを構築しようと思うと
このサービスを利用してアプリケーション
サーバとDBサーバを分離した方がいいらしい
けど、今回はお試しなので特に実施予定なし。


AWSでは、いとも簡単にサーバを
作ったり潰したりできるのが素晴らしい。
DR対策もバッチリだし、セキュアだし。
しかしやはり、コスト面は非常に心配。
無料期間が過ぎたら検討の余地アリですな。

流行りモンのLambdaも気が向いたら
触ってみようかね。


~参考にさせていただいたサイト~

*1:グローバルIP(Elastic IP)は$0.01/hで課金されます