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仕事、投資、技術メモ、オカルト、その他クソミソな趣味や日常についてあれこれ綴る、日記帳というより雑記帳。忘却の彼方に置き忘れた夢と情熱を求めて彷徨中。

4枚目のカード

死ぬほど帰りが遅くなった。
いつもどおり投稿時刻をいじってブログは
平常運転しているかのように見せかけているが、
本来ならその日のうちに更新したいところだ。


今の会社に入社してわずか1年ほどで
会社員の生活に幾許かの虚無感を覚えた僕は、
フラフラと社外で活動を始めることになった。

当時、いつも頭に浮かんでいたのは、
いつかのLIFEカードのCMである。

これの「転機到来編」。
このCMのシリーズは全部好きだけど、
「転機到来編」がなぜか忘れられない。

つまるところ、サラリーマンが今以上の
収入を得ようと思った時に、引けるカードは
「転職」「独立」「出世」しかないのだ。


安定した給与所得以上の魅力は会社にはないため、
出世という選択肢はハナからなかった僕は、
転職か独立という目標を朧気ながら考えた。

しかし、転職にはそれ相応の能力が当然のごとく
求められる。いつかのエントリーにも書いたが、
元々行きたかった業種は政府系金融機関か、
保険業界の専門職だったが、政府系金融機関
超絶エリートの集まりだし、保険の専門職は
超難関資格が必要な上に長い時間がかかる。
転職という野望はあっさり潰えた。

じゃあ独立すべきかというと、そんなリスキーな
選択が出来るほど当時の僕は夢見がちではなかった。
企業生存率って知ってる?絶対潰れるじゃん。
そもそも、なんのスキルもないし知識も経験もない。
そんな若造にいったい何ができるというのだ。


こうして全ての選択肢が消えた。
いったい何だったんだよ、LIFEカードのCM。

しかし、我々には実は、切り札とでもいうべき
隠された最後のカードが残っている。
それが「副業」というカードだ。
(むちゃんこ普通の選択肢である)


転職しようが独立しようが出世しようが、結局
収入源が一つであるという事に変わりはない。
収入源が一つというのが諸悪の根源なのだ。
この問題は副業によってクリアできる。

もちろん、副業が会社にバレれば解雇される
リスクもあるし、業務時間以外も働くのが
嫌だという意見ももっともだと思う。

そもそも副業ってなんなんだろう。
収入をもたらすものが資産だとしたら、
その種類を大別すると
「ビジネス」・「ペーパー」・「不動産」
である。ペーパーは株や債券など紙の資産を
意味する言葉だが、それらを副業として
禁止している会社はそうそうないだろう。

では不動産はどうだ。これについては一概には
言えないが、不動産投資を個人で行うことは
一般的に想定されていないので、社内規定で
禁止されるということもないような気がする。
言わないに越したことはないけど。


ペーパーや不動産はOKで、ビジネスはNGだという
理由はいったい何なんだ。休日は本業のために
しっかり休めとでも言いたいのだろうか?
じゃあ遊びに行くのも禁止にしろと言いたい。
本業に影響が出ない範囲であれば業務上は全く
問題ないはずなのに、本当に意味が分からない。

そもそも、日本の労働基準法では副業は禁止されて
いない。あくまで、会社が社則を設けて、勝手に
従業員を縛っているだけである。


というワケで、僕は今では何の躊躇いもなく
副業する気マンマンである。それを咎められる
謂われはないし、咎められたその時は大手を振って
自主退職という漢の花道を飾るのみだ。
よーし、ラット抜けするぞー。