テレワーク・デイズ
今週7/23(月)~7/27(金)はテレワーク・デイズ。
2年後のオリンピックを見据え、公共機関の
混雑緩和などが主な意義だと思われるが、
他にも労働力人口の有効活用とか色々と
狙いはあるようで、何にしても国策として
推進している「働き方改革」のようだ。
うちの会社もテレワークの取組みに参加しており、
半ば強制的にテレワークさせられてしまった。
まぁ今週はあくまで試験期間なので、難しそう
なら通常通り会社に出勤するわけだが。
それにしても最近のうちの会社は、今までの
旧態依然とした人売りSI稼業から脱却しようと
している姿勢が見られる。実に喜ばしいことだ。
で、今日はとりあえずテレワークしてみた。
家には嫁も子供もいるし、流石に集中力も
もたないんじゃないかと僕は割と否定的な
立場をとっていたが、やってみると意外と
「仕事によっちゃテレワークは可能だな」
という認識になった。
せっかくなので、テレワークでできること・
できないことを簡単にまとめてみる。
(システム開発およびそれに準ずる仕事の場合)
なお、テレワークは自分の個人PCから
リモートで社内環境に接続できる仕組みが
あることが大前提なので注意されたし。
できること
◆社内事務および開発業務全般
要するに、だいたいのことは家でもできる。
自分が担当していたタスクや社内事務的な
作業を単純にこなすだけなら全く問題ないし、
コミュニケーションが必要な場合は
チャットツール等でやり取りすればいいだけ。
◆社内メンバとの会議
画面共有できるWeb会議のシステムさえあれば
ミーティングも問題なし。そもそも、対面での
会議って無駄な場合が多いし、会議が減れば
時間の使い方がより効率的になるのでは。
◆社内・社外との電話対応
社用携帯があればクリアできるかな。
後は、電話取次の教育と仕組みづくり。
これも、不要な電話対応も激減するので
本当にストレスフリー。素晴らしい。
できないこと
◇印刷やメディアへの書出し
当たり前だけど、打合せ用資料の印刷や
CD・DVDへの書き出しなんかは社内で
なければできない。できたら情報漏洩だし。
今どき紙媒体なんて…と思うなかれ。
ペーパーレス化なんてどこの企業も
そこまで進んでいないというのが現実だ。
◇顧客との対面アポ・打合せ
顧客ともWeb会議出来る環境が整っていれば
わざわざ客先に出向く必要はないかも
知れないが、そこは顧客にも依存するし
必要なら顧客にITC教育しなければならない。
営業の人らはアポも多いし難しいかも。
◇本番環境へアクセスする作業
そもそも本番環境は、社内環境と分離された
セキュアな環境なので自宅からは到底無理。
緊急の本番作業を余儀なくされるような
運用・保守の業務担当者は難しいだろう。
機器構築やセッティングも現地に行く必要が
あるので厳しいと思われる。
こんなとこかな。
テレワークは、基本的にデメリットはない。
社内メンバとのコミュニケーションの機会は
間違いなく減るし、ずっと顔を合わせないと
流石に調子が狂うかも知れないが、それを
補って余りあるメリットを享受できる。
通勤電車から解放され、連日の酷暑から
解放され、鳴り止まない電話から解放され、
トイレも近いしタバコを吸いながら仕事を
することもできる。生産性が上がりまくりだ。
リモート接続環境があって、勤怠管理や
コミュニケーション管理の制度が整っている
のであれば、せっかくの期間なのでお試しで
実施してみるのもアリではなかろうか。
まぁ、こういうのは「会社・組織・上司」の
すべてが積極的に推進する状況でないと
浸透させるのは難しい。僕の状況で言うと、
会社 … テレワーク参加団体、社則も整備
組織 … テレワーク実施日数が部門KPI
上司 … テレワークに大賛成でノリノリ推進
という三拍子が揃ってくれたおかげで実施
できているわけで、その中でどれか一つが
欠けただけでも実現には至らなかっただろう。
少なくとも前の部署では100%無理だった。
前の部署のテレワーク実施予定日数は
悲しくなるくらい少なかった。ウケる。
5日間すべてテレワークするのは難しいという
ことは理解できるが、今後ゆくゆくは
一億総クリエイター社会に移行していく。
新しい働き方の一つを模索するためにも、
こういった取組みを検討してはいかがだろう。
さて。
残念ながら、明日は諸事情により出勤。
さらばテレワーク。
おしまい