小さな命に愛の手を
忌々しい東京出張最後の夜を過ごしている。
つっても、来週もまた東京に行くんだけど。
こんな状態で、本当に代休を消化しきれる
だろうか。不安である。
昨日までの客先サーバー作業も一段落し、
今日は東京でゆっくり過ごそうと思っていた
矢先、朝から僕のスマホに着信があった。
大阪のうちの部署からだ。
そういった朝からのドタバタに巻き込まれた
からなのか、連日のハードワークが祟った
からなのか、鬼のように冷え込む通信室の中での
作業で体調が悪化したせいなのかわからないが、
今日はあまり外を出歩くこともなく、ホテルの
中でただただひたすら眠っていた。勿体ない…
思うように体が動かずイライラしていた僕は、
ホテルの近くの野良猫にエサをあげにいった。
僕が今滞在している街は、都内だというのに
夜は結構閑散としている静かな街だ。
少し歩けば風俗街もあったり、夜に出歩けば
怪しげなマッサージ店、大陸系のお姉様方、
大きな荷物を抱えた家出風の少女など、中々の
場末感を漂わせる、実に僕好みの街だ。
僕が泊まっているホテルも、豪奢でも小粋でもない
小さなホテルで、清潔感はあるものの、どことなく
歴史を感じさせる古ぼけた安ホテルで、立地も
かなり路地裏の奥まったところに存在している。
そして、周りにはかなり野良猫が多い。
僕は、イライラすると小動物と戯れに行く、という
特殊な性癖に苛まれており、今の住まいである
京橋のマンションの周りにも野良猫がたくさんいて
時々彼らにエサをあげて慰めてもらっていた。
無論、野良猫にエサをあげる、という行為は
下記の理由で条例で禁止されている場合が多く、
場合によっては通報されることもあるらしいので
注意されたし。
- 糞尿や鳴き声等で近隣住人が迷惑だから
- 猫は繁殖力が強く、殺処分を助長するから
- エサだけあげてハイサヨナラは無責任だから
ちなみに、僕が住む大阪市では、罰則付きの餌やり
禁止条例は制定していないし検討もしていない。
しかし市としてもこの野良猫問題を放置している
わけではなく、「街ねこ制度」を実施している。
野良猫への無責任なエサやりはNG。勿論そうだ。
一時の自己満足が結果的に猫を保健所に追いやる
形になるからだ。それはきっと愛猫家としても
ハッピーな結末ではないだろう。
人間は社会的動物だ。
猫に対する思いは人それぞれあれど、
人間社会に迷惑をかけてはならない。
皆で決めたルールの上で動かなければならない。
今後は餌やりも控えよう。去勢手術も考え中。
ちなみに当ブログでは、大阪の動物愛護団体
『LoveFive』を勝手に応援しています。
(寄付もしてます)
皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。