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仕事、投資、技術メモ、オカルト、その他クソミソな趣味や日常についてあれこれ綴る、日記帳というより雑記帳。忘却の彼方に置き忘れた夢と情熱を求めて彷徨中。

フクロのネズミ

久々の更新という事で、
今日は少しネズミの話をしよう。

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(かわいい)

というのは、僕自身ネットワークビジネス
関わってきたというのもあるが、社外で色々と
活動していると、ネットワークビジネス
アフィリエイトとはとても言えないような
酷いネズミ講のような話が絶えないからだ。


皆さんはネットワークビジネス
ネズミ講の違いをご存じだろうか?

ネズミ講ネズミ講たらしめるものは、ひとえに
「実体のない商品」「無限連鎖講」だろう。

ネズミ講は基本的に商品というものが存在せず、
収益モデルとして会員費のみで成り立っている。
創始者の威厳や言葉巧みな儲け話で客を騙し、
実体なき商品(サービス)で金を巻き上げる。

そして、極めつけの無限連鎖講。
「集めたお金は、先に加入した人に際限なく集まる」
というヤツだ。取引の連鎖は末端から頂点まで
続いていくため、儲かるためには必ず先に加入を
しなければいけないという収益破綻モデルである。


対して、ネットワークビジネスというのは
「商品を販売するメーカー」である場合が多く、
「有限連鎖講」という、参入のタイミングに依らず
流通量に対してメーカーから対価が支払われる
仕組みであり、後から加入した場合でも平等に
機会が与えられる形式になっている。

直接販売という、あくまで流通の1形態なのだ。
セールスの手口は割とエグかったりするけど。

その辺の解説は、下記のリンクに詳しく載っている。


ちなみに、ネットワークビジネス
グレーに近いホワイトであるのに対し、
ネズミ講は完全な法律違反である。
大元はもちろん、勧誘者ですら処罰の対象に
なるので、まぁネズミには近づかないこった。


…とまぁ、前置きはさておき。

ネズミ講」の由来は、名前の通り「鼠算」だ。
親から子へ、子から孫へと、ピラミッド式に、
理論上は爆発的に会員数が増えていく様から
名付けられたようだ(ありえないけど)。
この場合はネズミの繁殖力に着目していると言える。

僕が再三このブログで取り上げている
ロバートキヨサキ氏は、恐怖と欲望に支配されて
せかせかと働く人生の罠を「ラットレース」
表現している。これはまさしく、ネズミが
回し車で遊ぶ様を例えに持ち出しているのだろう。

有名な本チーズはどこへ消えた?では、
いち早く変化を嗅ぎ付けて素早く行動する
2匹のネズミ、スニッフとスカリーが登場する。

「ネズミ」というのは、良くも悪くも
「せわしなく動き回る者」をモチーフとして
使用されることが多いように思う。


それを考えると、世の中はネズミだらけだ。
労働に従事するサラリーマンも、
医者も官僚も弁護士もパイロットも、
公務員もニートもフリーターも、
ビジネスに燃えるネットワーカーも、
いくつも会社を経営する実業家でさえ、
僕には等しくネズミのように映る。
(もちろん僕もだ。チュウチュウ)

そこにあるのは、
ネズミ達を束ねて動き回るボスネズミか、
回し車で遊んでる不自由なドブネズミか、
餌だけ食べてゴロゴロする眠りネズミか、
その程度の差なんだろうな。
どれがいいとか悪いとか、そういう話ではなく。
世の中をそう捉えると、なんだか可愛く思える。

明日からも、
ネズミのネズミによるネズミのための世界が
始まろうとしているのか。チュウチュウ。