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仕事、投資、技術メモ、オカルト、その他クソミソな趣味や日常についてあれこれ綴る、日記帳というより雑記帳。忘却の彼方に置き忘れた夢と情熱を求めて彷徨中。

SEのこれから

今日はヤケに浴衣のねーちゃんが多いと思ったら、
そうか、今日は天神祭か。

どうりで外が騒がしいわけだ。



今日は家に帰ってから、「SE不要論
という本を読んだ。
(SE…「システムエンジニア」の略)

あまり得られるものはなかった。
それが偽らざる正直な感想だ。


SEという職種が生まれた黎明期の話から、
これからのSEに何が求められるのかが
書かれていたが、ある一つの企業の話を
持ち出してからは、中国人のお国柄やら、
中国への事業進出の話やら、話が脱線して
あやうく着地点を見失うところだった。

従来型SEの何がダメで、
未来型SEに何が必要か、という話は
似たような本で何度も見たことがある。


まぁそれでも、心の琴線に触れる
キーワードは幾つかあった。

「ただ漫然と会社に勤務することほど、
 虚しくて悲しいことはない」
とか、
「自分は会社の看板で仕事を受けていた
 ことに気付いた。ブランドがあったからこそ
 仕事の依頼を受けていただけ」
とか。

まぁ身につまされる話ですわ。


SEの今後の選択肢としては2つに1つだ。
経営感覚や提案力を備えた未来型SEになるか、
見切りをつけて全く新しい職種に身を置くか。

さもなくばその道を閉ざされることになるだろう。


しかし、若手に前者を選んでもらえるほど、
SEという職種は魅力的なのだろうか。

フルスクラッチならいざ知らず、保守開発は
若い社員にとって魅力的に映らない案件が
多いように思われる。

無理な改修によって限界を迎えているソース、
制約だらけの保守的な開発体制、そして
レガシー過ぎるアーキテクチャ

クリエイティブな感性を求められることもなく、
足並みを乱さないことが第一のように感じる。
成熟した産業は既に老境を迎えているからだ。

本当に、息が詰まりそうになる。


若手はベンチャーやユーザー企業に移っていく。
そうして現場からは若さが失われていき、
それでは革新的なビジネスは生まれない。

まぁ、この話は別の機会にとっておくことにする。