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仕事、投資、技術メモ、オカルト、その他クソミソな趣味や日常についてあれこれ綴る、日記帳というより雑記帳。忘却の彼方に置き忘れた夢と情熱を求めて彷徨中。

投資家の目を養う

ポンジ・スキーム」という言葉をご存知だろうか?

チャールズ・ポンジという詐欺師に由来するもので、
出資金詐欺の一種だ。


高配当を謳う事で投資家から資金を集める。しかし、
実態としては運用を一切行わず、謳い文句の高配当は
投資家からの出資金の一部から分配する。
運用益を偽装しているわけだ。

あたかも高配当の投資先であるように見えるため、
投資家が投資家を呼び、資金はますます潤沢になる。

運用を行わずに出資金から配当を出しているため、
当然ながら元金が返ってくる可能性は極めて低い。
それ以前に、あくまでこれは出資金詐欺であり、
集金した人物がトべば終わり。

裁判沙汰になっても資金回収の見込みは低い。


最近身近で似たような事件?があったので、
投資は自己責任だという再認識のために書いた。
(幸い、自分は被害を受けていない)


そう、投資は本当に自己責任だ。

その事件関連のコミュニティは、今では
「金返せ!」と憤慨している出資者たちが溢れ、
嘆きと怒りの阿鼻叫喚地獄絵図と化している。

「騙された方が悪い」とは決して思わない。

しかし、この手の案件は世の中腐るほどある。
だからこそ、人脈や知識をフル動員して、
それが出資に値する案件かどうか判断する力を
投資家は常に養っていかなければならないのだ。

この案件で言えば、投資に詳しい人からの助言や、
経営者がコロコロ変わる状況から、投資先として
危ぶまれている、という兆候が既に表れていた。
(ポンジではなかったと思いたいが…)

だから自分は、引き際を見極めることができた。
(教えてもらったというのが一番大きいけど)


自分自身で判断できるように、ビジネスを通して
投資家の目を養っていきたい。

そんなことを強く思った、今日の昼下がり。