今までの記事で、何度か自分の会社に関する内容を書いている。
たまーに、ネガティブな内容の記事も書いている。
自分が従事する企業についてネガティブな記事を書くこと。
これはコンプライアンスに反するのだろうか?
コンプライアンスとは、日本語で「法令遵守」を意味する。
つまり、「悪いことはしちゃいけない」ということだ。
では、ネガティブな記事を書くことが「悪いこと」か。
確かに、自身が所属する組織を攻撃する目的で記事を書く場合、
それは「悪いこと」と取られても仕方ないかもしれない。
しかし、個人の主観を感想として単に書く場合はどうか。
人によってはそれが結果として攻撃に見えるかもしれないが、
また別の人が見た場合は攻撃ではなく賞賛に映るかもしれない。
見る人の感想なんていうのは、人が思うよりずっと多様性に富んでいる。
にも関わらず、「一部の人が攻撃と受け取るかもしれない」という理由で
表現することを恐れるのは、非常に臆病な行動基準だと思う。
別の視点からも考察する。
自分が従事する企業についてネガティブな記事を書くこと。
これは企業秘密の漏洩に準ずるだろうか?
例えば、社内的な情報として保持している資産(人・もの・金・情報)の
固有名詞やコア技術の詳細を出せば、それは企業秘密の漏洩と言っていいと思う。
しかし、一般的な言葉を使って一般的な話をした場合、
なおかつ「それだけでは資産情報が分からない曖昧な内容」の場合、
それを社外の人間が見て「企業秘密を見たり!」と思うだろうか。
そもそも企業秘密というのは、製品の製法や顧客名簿など、
公開せずに秘密として管理しているものを指すはずだ。
固有名詞やコア技術に触れないただの感想が企業秘密に該当するはずがない。
もっとも、他にも考慮する点はある。
1.組織の外部の人間が、組織に対して悪い印象を抱くかも知れない。
2.組織の内部の人間が、傷つくかもしれない。
1については「コンプライアンス」の言い訳で既に触れた。
悪い印象を抱くかも知れない人のことを考えていたら何も書けない。
元より、自分の組織を攻撃するつもりで悪く書くことはない。
2については、当然のことだが、誰も傷つかないよう配慮はしているつもりだ。
万が一それで傷ついた場合はクレームを入れてほしい。
内容を見て記事をどうするか判断したい。
…さて。
これで言い訳ができた笑
とりあえず、自身の所属組織に囚われず、
これからもなるべく自由に記事を書く。
なお、このブログのせいで今の会社を追われることになったら、
それは元々縁がない場所だったと思うことにする。