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仕事、投資、技術メモ、オカルト、その他クソミソな趣味や日常についてあれこれ綴る、日記帳というより雑記帳。忘却の彼方に置き忘れた夢と情熱を求めて彷徨中。

インストール不要・十種の神器

現在、名古屋へ絶賛出張中である。
それも、仕事ではなく、技術研修で。
なんともありがたい話である。

研修所ではノートPCをお借りして作業を
させていただくわけだが、普段の使い慣れた
ツールを使いたいと思うのが人の性である。
しかし勝手にインストールするわけには…


何らかの事情でPCにソフトをインストール
できない。そんなシーンはまぁまぁ発生する。
例えば、

  • 自分のユーザーに管理者権限がない
  • 作業端末がお客様の資産である
  • 自社環境がRDS環境である

などなど。そんな時の強いミカタが
「インストール不要のzipソフト」である。
というわけで、今回はインストール不要の
フリーウェアをつらつら列挙しようと思う。
無論、Windowsのみで。

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一応、はてならしく目次をつけてみる。

 

テキストエディタ(gPad)

「政治と宗教とエディタの話はするな」
と言うくらい、この手の話は戦争の火種に
なる話なので、あんまり細かくは言わない。
しかしgPadは本当に高機能なエディタである。

GREP検索、csvのグリッド表示、マクロ…
今やこのエディタなしでは生きていけない。
Windows10で表示がぼやけるのが非常に残念。
そいや、githubatomはどうなんでしょね。

DBアクセスツール(QueryBook)

Oracleクライアントがなくても接続できる、
非常に強力なUNIDAC接続を実装している。
勿論Oracleだけでなく、ほとんどのRDB
対してネイティブ接続できるし、NULL表記
してくれたり、接続状態を保存出来たり、
何かと嬉しい機能がてんこもりなのが嬉しい。
兎にも角にも、開発者の情熱が感じられる。
(readme.txtを読むと面白い)

Ver5.0以降はシェアウェアとなっているので
無償で使いたければVer4.3にしましょう。
…しかし、TomTomさんにはもっとお金を
支払ってあげてもいい気がする。

SSHクライアント(RLogin)

古くからのLinuxユーザは、「rlogin」という
名前に不穏な響きを感じるかもしれない。

しかし、当ソフトは、脆弱性があるわけでも
なんでもない、非常に秀逸なクライアント。

キージェネ(秘密鍵の作成)もできるし、
画面の半透明化やKeepAliveの送信、
マルチセッションで操作できる優れモノ。
TeraTermPuttyより断然使いやすい。
(これも戦争の火種になりそう…)

GREP検索ツール(SearchApp)

Java製のGREP検索ツール。
こいつの何がすごいかって、検索対象の
フォルダとキーワードを指定すれば、
ExcelだろうがWordだろうがPDFだろうが
お構いなしに検索してくれるところだ。
ここまで優秀なGREPツールも早々ない。

PDF分割・結合ツール(PDFSAM)

こちらもJava製のツールで、PDFの結合や
分割ができる。PDFプリントした結果、
なぜかファイルが分割されたり、縦向きと
横向きが混ざって気持ち悪くなったり、
そんな時に非常に重宝する。

バージョンがBasic・Enhanced・Visualと
色々あるが、個人的にはBasicで十分使える。

暗号化ツール(FileCapsule)

本来暗号化するなら、Lhaplus7-zipといった
圧縮ソフトを使用して鍵付きzipにするのが
一般的だが、これらはインストーラ版しか
ないので困るシーンが時々ある。
例えば、客先の資産を持ち帰る際に暗号化
したくても、 Lhaplus7-zipがインストール
されてなければその場で持ち帰れなかったり。

そんな時に、このFileCapsuleが便利である。
暗号化ソフトをUSBで持ち運ぶことができる
というのは、セキュアな情報を取り扱う
業務では非常に重宝するのではなかろうか。
しかし「On Error Resume Next」という
サイト名、プログラマにしか分からない
このヤケクソ感がたまらなく素敵である。

付箋ソフト(Kaku)

Windows標準の付箋ソフトを使えれば
それに越したことはないが、なんらかの
理由(RDS環境とか)で使用できない場合、
この付箋ソフトは便利。他の付箋ソフトに
比べて非常に使い勝手がいい。

唯一の悩みどころは、タスクバーに
表示されず、代わりにタスクトレイに
常駐する仕組みなので、Alt + Tabキーで
切り替えれない所くらいだ。

ディスク容量計算ツール(FileSum)

ドライブを指定して計算開始すれば、
どのフォルダ・ファイルが容量を喰って
いるのか一目で分かるようビジュアライズ
してくれる頼もしいやつ。サーバの容量が
逼迫している時はこの子の出番である。

サーバの容量計算時はいちいちネットワーク
ドライブを割り当てなければならなかったり
面倒くさい部分はあるが、こいつには本当に
助けられた。当たり前だが、アクセス権限のない
フォルダは計算できないし、検索対象の容量が
大きいと無茶苦茶時間がかかるので注意。

文字コードチェック(FileCodeChecker)

普通の人は文字コードなんて気にしないはず
なので、こんなソフトを使う人間など職種が
知れるというものだ。お手軽な上に便利。

DOSバッチのIDE(VisualBat)

おまけ。マイフェイバリット。
使うかどうかと訊かれれば使わないが、
こんな遊び心満載なソフトがあったって
いいじゃないか。そんな風に思います。

要するに、batファイルのIDE環境。
時代が時代なら重宝されていたに違いない…

 

さて、いかがだっただろうか。

無論、ツールなど所詮好みの問題なので、
ここに挙げたツール以外にも素晴らしい
ツールは沢山ある。(ちなみに、WinMerge
などは有名すぎるので敢えて避けました)

そして、これらのツールの開発者たちには
心からの敬意と感謝を表したい。
あなた方は、間違いなく僕の世界を
変えてくれた。本当にありがとう。