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仕事、投資、技術メモ、オカルト、その他クソミソな趣味や日常についてあれこれ綴る、日記帳というより雑記帳。忘却の彼方に置き忘れた夢と情熱を求めて彷徨中。

九つ頭の龍の閃き

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2017年でもっともショッキングなニュースは、
和月先生が児童ポルノ動画所持で捕まったこと
かも知れない。るろうに剣心面白かったなぁ。
天翔龍閃よりも、九頭龍閃の方がカッコよく
感じるのはナゼなんだぜ。

さて、飛躍の1年となったこの2017年、
たくさんの学びがあったので、九頭龍閃に
ちなんで9つ列挙してみる。

壱.技術者は稼いでナンボ

堀江貴文さんの起業4ヶ条に

  • 利益率が高い
  • 在庫を持たない
  • 定期的な収入が入る
  • 小資本で始められる

というものがあるのは有名な話で、今の世に
上記条件を満たすビジネスを始めるとしたら
ITビジネスという選択肢は外せない。
今ほど技術者にとって稼ぎやすい時代はないのだ。

にも関わらず、技術者という人種はおしなべて
「技術のために技術を学ぶ」という傾向が強い。
ビジネス的な観点では、ソースの可読性や構造化、
最新技術のキャッチアップなんかより、いかに早く
ビジネスサイクルを回すか、というある種ドライな
態度の方が優先される場合が多い。

くどいようだが、何事もリリースファースト。
サービスが受けるかどうか、答えは市場にある。
どれだけよくできたサービスも、使われなければ
何の意味もない。完成度や審美性よりも、まずは
「世に出す」。ニーズがあってそこで初めて
ブラッシュアップすべきで、ニーズがなければ
潔く撤退する。そして何より、そこから
「お金を生み出す」ことが何より優先される。

弐.ビジネス=戦争という意識

会社員という安定した環境から一歩足を踏み出した
ビジネスの世界は、悪鬼羅刹の蠢く切った張ったの
戦争社会なのである。お金は「貰うもの」から
「稼ぐもの」になり、生きていくために戦う。
バトルロワイヤルなのか、勧善懲悪の物語なのか、
そこにあるのは細かなニュアンスの差異だけだ。

ビジネスの世界は所詮ゼロサムゲームで、
どんなブルーオーシャンであってもいずれは
赤く燃え上がるか、密漁や枯渇や水質汚染
苛まれる日がくる。寝首を搔いたり搔かれたり、
裏切りや化かし合いの日々に揉まれて生きる。
…まぁ実際はそこまで殺伐としたものでないに
しても、ビジネスをするという事はそういう事だ。

だから、声を大にして言いたいことは、いきなり
ビジネスの世界に足を踏み込むのではなく、
「安定収入」というセーフティネットを確保して
おくことが重要。給料や投資等からの収入がある
状態でのプレイを推奨しておく。

「事業を興すなら一文無しになる覚悟を持て」
という意見は、あまりにも無責任だと思う。
事業に失敗して凋落した後に捲土重来する
成功者の美談は多くの人に好まれるが、最初から
失敗したいと思う人なんていないし、失敗なんて
しないに越したことはない。

参.自分の事業を持つことが必要

資産、所謂「ポケットにお金を入れてくれる」
ものの種類としては、主に

  • ビジネス(事業)
  • ペーパー(株式・債券・暗号通貨など)
  • 不動産

がある。ペーパーは資金が必要で、不動産は
社会的信用が必要となる。そしてビジネスには、
時間と労力が必要となる。ペーパー・不動産が
お金・信用があれば簡単に始められるのに対し、
ビジネスは本当に大変なのである。

では、なぜビジネスの資産が必要なのか?
それは最もコントロールが効く資産だからだ。
ペーパーは投資先が消滅すれば終わるし、
不動産も店子や地震はコントロールできない。
ビジネスは、基本的に100%自分に責任があり、
ほとんど自分でコントロールが出来る。
(勿論、顧客や市場はコントロールしにくいが)
早くビジネスの資産を構築すべき。

肆.うまい儲け話はない

情報化時代の昨今、情報が溢れ過ぎて
投資情報の真偽が見極めにくく思う。
ハッキリ言えることは、

  • ネットの情報は99%が詐欺かガセ
  • 良質な情報は人伝にしか伝わらない
  • ノーリスクの儲け話は存在しない

というところだ。ネット情報はだいたい詐欺。
有用な情報を得たければ、足を使って
たくさんの人と話をして、師を見つけたり、
人脈を広げたりしなければ絶対に手に入らない。
うまくいったのならそれは運が良かっただけ。

そして暗号通貨も海外積立もMLM
必ず儲かる話など断じて存在しないし、
資金を丸々溶かしてしまう事なんてザラだ。
仮に儲かったとしても確定申告や納税など
やることも増え、ステージに応じたタスクが
必ず発生し、それに伴って意図せぬ脱税や
損害賠償などのリスクが常に付き纏う。
儲けたければ相応の代価を支払う覚悟が必要。

伍.投資は手段であって目的ではない

コインバブルの影響もあるのか、最近は投資を
始めたいという相談をされることも多い。
手段とか目的とか書くとややこしいが、要するに
投資というのはあくまで手段であり、世の中には
様々な儲け方(手段)が存在するということだ。

「仮想通貨が今アツイので始めたい」
「手っ取り早い儲け話はないか」
そういった声を時々聞くが、どう稼ぎたいのか
不明瞭でアドバイスしにくいのが正直なところ。
宝くじを買う感覚で一攫千金を狙いたいなら
ICO案件の仮想通貨に手を出すのもアリだろう。

ただ、投資の道に足を踏み入れるのであれば、
いま使える資金はどれくらいで、出口戦略
(いつまでに、どれくらい儲かりたいか)は
どこで、キャピタルゲインインカムゲイン
どういう形で収入を得たいのか、その辺りが
明確であれば、それに合わせた投資のツールは
幾らでもある。仮想通貨だけではなく、
不動産もあればプライベートファンドもある。

陸.ただの作業者にならない

本業でも、ワーカー(作業者)としてではなく
マネージャー(管理者)として仕事をすることが
推奨される基本路線である。世のリーダー達も、

  • 自分の夢に人を巻き込むのがリーダーシップ
  • 自分より優秀な人を使うのがリーダーの仕事
  • 使われる側でなく使う側のイスに座れ

そんな事を口々に宣う。自分の能力がどれだけ
高くても、一人でできることはたかが知れてる。
ある程度以上の規模になると、外注も含め
様々な協業が必要になってくる。

立場上「使われる側」になることがあったと
しても、常に「使う側」の視点を持つことが重要。

漆.人や制度を利用して賢く立ち回る

上記とやや重複するが、人のレバレッジ
うまく利用したり、システム(仕組み)を
先に作って自動化したり、とにかく
懸命ではなく賢明に稼ぐ方法を考える。
(過去エントリー:パブロとブルーノの物語

また、不動産でもビジネスでも、銀行を利用して
うまくお金を引っ張ったり、必要経費を計上して
税制面で優遇を受けたり、場合によっては
助成金や保障制度を用いて賢く立ち回っていく
ことが求められる。

「ルールの変わり目にゲームの勝機がある」
という言葉があるが、新技術の登場と同じように
社会制度の移ろいにも敏感になる必要がある。
世の情勢は日々目紛るしく変遷していく。

捌.私生活の充足は軌道に乗ってから

結婚して子供が生まれた今だから言える。
不労所得構築のための行動は、可能な限り
恋人や配偶者をつくる前にすべきだ。

結婚前に不労所得を構築していなかったとしたら
僕は嫁も子供も養えなかったと思うし、では
結婚後にそういった活動に時間やお金をかける
ことができるかと問われれば、答えはノーだ。

パートナーが既にいる中で活動をする場合、
時間やお金を使って活動をするわけなので、
恋人や配偶者から一定の理解を得なければ
ならないし、そればかりに集中するあまり
相手の心が離れてしまっては元も子もない。
何を始めるにしても遅すぎるということは
ないが、早く始めるに越したことはない。

玖.世の中のためになることをする

長々と書いたけど、これが最後。
自分がしていることに誇りを持てるかどうか。
「社会貢献」なんて言葉は意味が広すぎて
逆に不便なので、定義は特段しないが。

自分本位の行動ばかり続けている人間や、
詐欺まがいの案件を拡散している人間は、
気が付いたら姿を見せなくなっている。
(高飛びしてるだけかも知れんけど)
※ちなみに、戦争意識と社会貢献は
 決して相反するものではない。

人は結局、自分自身を納得させられる事しか
続かないし、悪意ある行動はいずれその身を
破滅に導くということも身をもって知った。

 

 

さて。

長々と書いたが、上記はあくまで2017年の
学びであり、僕自身がすべて実施できている
わけではない(まだ会社も作ってないし)。
しかし、来年以降の行動指針として永く心に
留めておきたいという願いを込めて書いた。

気が付けば深夜3時を回っている…

2018年の抱負は、年始にでも書こうと思う。