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仕事、投資、技術メモ、オカルト、その他クソミソな趣味や日常についてあれこれ綴る、日記帳というより雑記帳。忘却の彼方に置き忘れた夢と情熱を求めて彷徨中。

酔っ払いを退治した話

一身上の都合で午前休を取った話とか、
久しぶりに古い友人に会った話とか、
今日は書きたいネタが色々あるなぁと
松屋で飯を食べながら考えていた。

そんな時に、センセーショナルな事件が起きた。

松屋に酔っ払いのおっさんが入ってきたのだ。


…いや、酔っ払いの客自体は珍しいものでもない。
ただ、そのおっさんはかなりタチが悪かった。
券売機に金も入れていないのにイチャモンつけたり、
席で寝ようとするわ延々と大声で叫ぶわで
やりたい放題の有様だった。

「…うるっせぇなぁ」
普段僕は、こういっためんどくさそうな
ゴタゴタに巻き込まれることをよしとしない。
本当はそそくさと立ち去るのが正解だったのだろう。

しかし、不意になんとなく、
(これ、ブログのネタになるんじゃね?)
という邪な心が僕の判断力を鈍らせた。
お店の人も警察を呼んでいたので、
取りものの一部始終をこの目に焼き付けてやろう、
と野次馬根性丸出しで僕は店に居座り続けた。

そんなときに、おっさんが不審な動きを見せた。

スタスタとこちら側に近づいてきて、
あろうことか、僕の隣に座っていた
年寄りばーさんに絡み始めたのだ。
怯えているのか、ばーさんは何も言わない。

本当に今でも信じられないことだが、
僕はその場で立ち上がり、おっさんの
後ろ襟首を掴んでこう言った。


「おっさん、外出るぞ。」


自分でも驚くほど冷静だった。
かなり抵抗をされたが、もつれ合いながら
おっさんを店の外に投げ出すことに成功。

その後もおっさんがかなり抵抗したため
鎮火するのに難航した。暴れるおっさん、
そしてそれをなだめる可哀想な僕と店員さん。

しばらくしてから警察が到着。
おっさんは相変わらず荒ぶっており、
店の前はちょっとした騒ぎに発展した。


僕は基本的に警察が嫌いだ。
が、このときばかりは少し警察に同情した。

おっさんとかなり揉み合っていたため、
(注:性的な意味ではない)
僕自身もかなり体力を消費して息を荒げ、
慣れないことをしたせいで足もガクガク
だったにも関わらず、警察に対して
「もう帰っていいスか?」
と冷静を装って言い放った自分、超クール。


以上が事の顛末である。
野次馬でいるつもりが当事者になってしまった。
ミイラ取りがミイラになったいい例である。
恥ずかしくてしばらくあの松屋には行けない…

店の前で警察に事情聴取されている時に、
同じく店にいた他のお客さんが警察に対し、
「この兄ちゃんはなんも悪くないよ」
「ほんま兄ちゃん勇気あるわー」
と援護射撃してくれたことに感謝。

珍しくいいことをしたので
アピールがしたい年頃なんです。
もう30歳だけど。