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仕事、投資、技術メモ、オカルト、その他クソミソな趣味や日常についてあれこれ綴る、日記帳というより雑記帳。忘却の彼方に置き忘れた夢と情熱を求めて彷徨中。

私も愛した不自由

僕には年賀状を書くという習慣はない。

今年も親戚・友人から年賀状をいただいたが、
言っても片手で数えられる程度の枚数だ。
毎年送ってきてくれるのは、実はありがたい。
なので、返信に限り年賀状を書くことにしている。

思えば、年賀状を書く習慣があったのは小学生までで
中学生以降からほとんど書かなくなった気がする。

高校生ぐらいからはほとんどメールによる
新年の挨拶になっていた覚えがある。しかし
当時は年賀状もまだまだ強い勢力を持っていた。
今でも年賀状は優勢なんだろうか。郵政だけに。
アナログにはアナログの良さがあるしね。


今ではメールからLINEに移り変わり、
紙の本は電子書籍に取って代わり、
時代はますますアナログからデジタルへ。

昔、家に貼ってあった紙の連絡網やら
録画した大量のVHSテープを時々思い出す。

僕が敬愛しているフミコフミオ氏のブログにも
こんな内容のエントリーがあった。

過去に時間を巻き戻すことは出来ないけれど、僕は、
ラブレターを出す前の不安と期待が混じり合った
あの気持ちやその後に訪れる焦燥、ひとすじなわに
いかない不自由を忘れずにいたい。


世の中がどんどん便利になっていくのはいいけど、
今の時代の異常さを、少し立ち止まって見直すことも
必要なのかも知れない。

しかし、この前の大阪府知事選&市長選の
W選挙の時も改めて思ったが、このご時世に、
投票する際に投票所まで行って投票用紙に鉛筆で
候補者の名前を書くあのシステムはどうなんだ。

さすがは政治後進国、日本。
あれこそデジタル化していいところではないのか。
いつの日かデジタル化されたとき、この馬鹿馬鹿しい
システムを時々懐かしむのかも知れないけれど。


加速的に情報化社会へ突き進んでいくこの流れは
止められないだろうし、このままでいいと思う。
そして、アナログだった過去を懐かしむだろうし、
失った昔の姿かたちを想って嘆くこともあるだろう。
それでいい、それがあるべき姿なんだから。

人類の進歩は決して止めてはいけない。
もっと豊かに便利に暮らしたい、という
欲望こそが文明を発展させてきたのだから。

でも、あの疎ましくも懐かしい昔の不自由さを、
せめて忘れずにいようと思う。