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仕事、投資、技術メモ、オカルト、その他クソミソな趣味や日常についてあれこれ綴る、日記帳というより雑記帳。忘却の彼方に置き忘れた夢と情熱を求めて彷徨中。

未来は神様のレシピで決まる

今日は帰りが遅くなった。

基盤更改プロジェクト、やはり一筋縄には
いかないようで、早速残業ベースのスケジュールに
なりつつある。

このままでは休日出勤も余儀なくされそうだ。


しかし、今日はこれと言って書くことはない。

なので、好きな漫画の話でもしようと思う。
(アフィリじゃないのでご安心を)


伊坂幸太郎氏が執筆した小説『魔王』が、
大須賀めぐみさんによって漫画化されたものだ。

構成として、前編と後編に別れているが、
前編の方が好きなので前編だけ紹介する。


主人公は、平凡な高校生『安藤』。
どこにでもいる高校生で、夢も希望もない。
何の変哲もない普通の人生を望んでいた。

しかし彼には、特別な能力があった。
自分が思ったことを他人に喋らせる、
『腹話術』というちっぽけな能力だ。

そんなある日、いつからか街に現れた
自警団『グラスホッパー』の代表取締役である
『犬飼』の裏の顔を垣間見ることになる。
そして安藤は、犬飼に対して疑問を抱く。

そんな彼の思惑とは裏腹に、
犬飼のカリスマ性に徐々に熱狂していく人々。
この世界でただ一人、犬飼の裏側を知っている
安藤は、自分を奮い立たせ、犬飼と闘うために
グラスホッパーの決起集会へ向かう。


ざっくり書くとこんな感じだ。
(こうして書くと随分安っぽい笑)


この漫画の面白いところは、安藤の心の変遷だ。

最初の頃は他人任せの普通の人生を望んでいたのに、
数々の騒動に巻き込まれていくうちに、いつしか
『ただ生きてるだけの人間』になりたくないと思い、
『腹話術』というちっぽけな能力を武器に
犬飼と闘うことを決意するようになる。

原作がしっかりしていたこともあるせいか、
心理描写がすごく小説的で分かりやすい。

何より、偉人の有名な言葉や、
胸アツな台詞がてんこ盛りだ。
(そこがとても気に入っている)


「たとえでたらめでも、
 自分を信じて
対決していけば、
 世界だって変えられる」



最初に通読したときは、シビれた。
そして今でも時々読み返している。

本当におすすめの漫画なので、
興味がある方はぜひご一読あれ。