死ぬ気でやれよ死なねぇから

ひすいこうたろう氏の
「あした死ぬかもよ？」
を読んだ。

「人生最後の日に笑って死ねる27の質問」
とサブタイトルにある通り質問形式で、
後悔なく夢と志をもって本心で生きる、
そのヒントを投げかける自己啓発書だ。


元々、ビジネス書や専門書は読む方だったが、
自己啓発書は敬遠していてあまり読まなかった。
だけどこの本はもう少し早く読んでおくべきだったかも知れない。

人は生きている以上必ず死ぬ。そして、
「死」を意識することが「生」を輝かせる。
時間が有限であることを再認識するからだ。


アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズ氏の
有名なスタンフォード大学でのスピーチについても
この本では取り上げられていた。

「Stay hungry, Stay foolish」
（飢餓的であれ、愚か者であれ）
という言葉はあまりに有名だ。
彼の言葉や死生観に影響を受けた人は多いと思う。


燃えるように生きて燃えるように死にたい。
世のイノベーター達の伝記を読むと、
そんな気持ちが腹の底から湧き起こる。

でも、いつもそんな気持ちを保っていられる
自信がないので、気付いたときに自分自身に
問いかけていきたいと思う。
明日死んでも後悔しない生き方かどうかを。


他にも色んな人のエピソードが作品中に
ちりばめられているので、興味がある人は
読んでみるといい。
（ちなみにこの本はエピソードの引用がやたら多い）

個人的に好きなのは、明石家さんま師匠の言葉だ。

「人間生まれたときは裸。
死ぬときにパンツひとつはいてれば勝ちやないか」