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仕事、投資、技術メモ、オカルト、その他クソミソな趣味や日常についてあれこれ綴る、日記帳というより雑記帳。忘却の彼方に置き忘れた夢と情熱を求めて彷徨中。

優先座席のジレンマ

「優先座席なんて必要ない。全席が優先座席なんだから」
ネット上でも、たまーに取り上げられる話題だ。
この意見については全面的に賛成だ。
優先座席なんてなくていい。

優先座席だろうが普通の座席だろうが、
譲る人はどの席でも譲るし、その逆も然りだ。

優先座席があるから、かえって
「じゃあ普通の座席は別に譲らなくていい」
という誤釈を与えかねないではないか。
そんな訳ないのに。

しかし、単直に優先座席を撤廃すればいいかというと、
必ずしもそうとは言えないみたいだ。

優先座席をなくした途端、
「譲らなくていいんだ」という風潮が生まれたため、
優先座席を再び復活させた例もあるらしい。
阪急電車がそれに当たる。
興味がある人は調べてみるといい。


…まぁ、かくいう自分も、そういう状況で
人に譲るか譲らないかは、その時の体調・気分、
そして譲る相手にもよるんだけどね。
(なんとなく譲りたくない人も確実に存在する)

こういうことを書くと偽善的に映るかも知れないが、
譲ろうかどうか迷ったときは譲った方がいい。

その方が、下車時の自分の気分がずっと晴れるからだ。
迷った末に譲らない場合は、葛藤とか自己嫌悪とかで
なんとなく心に靄が残る。
「情けは人のためならず」とはよく言ったものだ。


というわけで、俺は普段から
そこが優先座席だろうがなんだろうが、
遠慮なく座る姿勢を貫いている笑

優先座席だから座らない、という人の思考パターンは、
恐らく下記のいずれかだろう。

 ・奇妙な道徳的意識によって座るのが憚られる
 ・譲るべきタイミングで譲る自信がない
 ・座ってから譲るのが面倒だし最初から座らない
 ・その席が必要な人達が座りやすいように

個人的には、その席が必要な人に席を譲れる人なら、
進んで優先座席に座るべきだと思う。
そうすれば、譲らない(かも知れない)人に
優先座席を占領されることを未然に防げるからだ。

その席が必要な人を思ってとった行動が、
結果としてその人のためにならないなんて、
なんとも皮肉な三流茶番劇ではないか。


…さっきも言ったけど、譲らない場合もあるんだけどね笑