はてなブログの『paizaの開発日誌』が
すごく面白い。Sierの立場として。
paiza(パイザ)。
GINO(ギノ)株式会社が運営する、
技術者のための転職支援サービス。
その特徴はひとえに、コーディングによる
採用選考プロセスを支援している点である。
うちの会社でも、新卒採用の中で『技術枠』
なるものが存在し、技術はあるけど口下手な人を
採用する枠組みは設けている。しかしそういった
IT起業(特にSier)は一握りで、基本的には
社会人としての身なり・受答え・立ち振る舞い
といったコミュニケーション能力の素養で
判断するのが概ねの筋道である。
システム業界にいる人なら分かると思うが、
驚異的な変態技術力を持っているにも関わらず
コミュニケーション能力が低いために評価が
低い人間は何人もいる。もちろん評価が高い
人の中には技術力も他のビジネススキルも高い
人もいるが、それはあくまでビジネススキルを
評価されているのであって、技術力が評価される
風土が整っているとはとても言えない。
IPA(情報処理推進機構)によると、ITの分野には
- ストラテジ(戦略)系
- マネジメント(管理)系
- テクノロジ(技術)系
の3分野があり、とりわけSIerでは
マネジメント系が重視されがちである。
(ITパスポートという誰でも取れる資格)
技術を学ぶために入社したのに、会社の中で
キャリアパスとしてマネージャーになることを
望んでいるというのは肌で感じられる。
純粋に技術のために技術を求めることは
会社への背徳的な行為なのだろうか?
僕は今現在、転職について検討していないし
しばらくは今の会社にいるつもりだ。
見切りがついたらさっさと辞めると思うけど。
最近は電通の女性社員が自死された件が
ニュースでもはてなでも騒がれていた。
トイアンナさんのブログも読んだ。
東京大学を出て電通で働いていたような
エリートの高橋さんの気持ちを推し量るのは
いささか傲慢な気がするし言及はしないが、
エリートでもなんでもない僕は今の職場に
それほど不満もないため、彼女と比べたら
僕は恵まれているのかもしれない。
最初のpaizaの話に戻る。
SIer起業からWeb系企業への転職を考えている
技術者は少なくないと思うが、そういった
キャリアパスを考えている人にとっては
paizaの下記エントリーが参考になる。
…なんか読んでると転職したくなってきたな。