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仕事、投資、技術メモ、オカルト、その他クソミソな趣味や日常についてあれこれ綴る、日記帳というより雑記帳。忘却の彼方に置き忘れた夢と情熱を求めて彷徨中。

袖振り合うも多生の縁

今日は友人の結婚披露宴だった。

もう既に親族のみで挙式は執り行ったらしく、
日をずらして披露宴を設けてくれたのである。


彼は大学時代からの僕の数少ない友人の一人で、
大学卒業後も何かと付き合いのある人間だ。
京都に引っ越した祝いに飲みに行ったり、
婚活パーティーの帰りに飲みに行ったり、
あとはまぁ、ただ普通に飲みに行ったり、
要するにただの飲み友達である。

我々は大学で数学という高尚な学問を共に学び、
お互い切磋琢磨して崇高な精神を築き上げた。
というのは嘘で、僕は彼には世話になりっぱなしで
試験前は彼の家に無理矢理おしかけ、夜もすがら
試験内容を隅から隅までご指南いただいた。
僕が大学・大学院時代を平穏に過ごすにあたって
大変重要な人物であった。

修士課程を修了した後すぐに就職した僕とは違い、
彼は通常3年かかる博士課程を2年で修了し、
その後は日本学術振興会の特別研究員として
京都大学で数学の研究に傾倒。アメリカやら
インドやら世界各国を飛び回っては学会に参加し、
今では助教というポジションをすっ飛ばして
某国立大学に講師として勤務している、
僕からすれば完全な数学エリートである。


大学時代から何かと話が合い、馬が合い、
よく分からないけど飲みに行く数奇な縁。

そんな奴の晴れ舞台である。
何やら感慨深いものがあった。

僕は基本的に人の結婚式やらに呼ばれるのは嫌いで、
なるべく呼ばれないように徹するスタンスだが、
(詳しくは僕の過去のエントリー参照)
今回はあまり倦怠感もなく、普通に参加して
普通に楽しかったし普通に祝福した。


同席した大学の同期達も、どうやらほとんど
結婚しており、中には既に子供もいた。
(僕らの年次からすれば割と普通の事だけど)
僕もそろそろ真剣に考えないといけない…

とりあえず、大学時代から社会人時代まで、
色々と世話になった数学エリートの彼に、
心からの祝福の言葉と、これからもよろしくと
伝えたい。本当におめでとう。

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永遠に幸あれ。